SDGzooにてブースの出展・「たんきゅう塾」塾生によるワークショップを開催しました。
- 教育
- 持続可能
- SDGs
- 未来
- グローバル
- 地域活性
- 人材育成
- 子育て
- イベント
弊社は、11月11~12日の2日間、天王寺動物園で開催された「動物との触れ合いを通して地球環境について考える取組【SDGzoo】」に参加し両日ワークショップ、ブース出展を行いました。
本ページでは当日のブース出展の模様や、たんきゅう塾NEOの塾生たちが講師として電気や光について学び、地球環境について考えるワークショップ「分光つつで考えるSDGzoo」の様子をご紹介します。
1.啓林館SDGZooブース
①手回し発電機を使った実験を体験できるスペース
手回し発電機を使って、プロペラを回したり豆電球やLEDを灯す発電の実験を体験することで、電気には流れる向きがある事を簡単に体感していただきました。
②分光つつを通して「光」の違いが観察できるスペース
LED・蛍光燈・白熱灯の3種の電球を用意し、分光つつを使用することで、同じように見える光でもスペクトル(光の波長ごとに虹色に見える光)に違いがあることを実験で確認しました。
ブースには小さなお子様から大人まで様々な方にお越しいただきました。手回し発電機を回す速度に応じて光の強さが変化する様子や、分光つつを使うことで光には種類があることを確認し、普段何気なく使用している電気や光を別の角度から見たり触れたりすることで、新たな驚きを感じていただきました。
ブースの最後に置かれたSDGzooクイズラリーの問題にその場で取り組むお子様も多く、電気を通して地球環境に興味を持ってもらうという趣旨が伝わったように感じました。
2.ワークショップ「分光つつde考えるSDGs」
ワークショップでは、弊社が運営している学習塾「たんきゅう塾NEO」の塾生たちが講師を務め、来場者に授業を行う内容になっています。開始前には「たんきゅう塾」講師の大黒先生を中心に入念なリハーサルが行われ、声の大きさ、話す速度などについて確認が行われました。
ワークショップの参加者は4人1組で席に着き、講師を務める「たんきゅう塾」の塾生たちは、少し緊張した面持ちで講義をスタートしました。
机の上には実験のための手回し発電機、プロペラの付いたモーター、豆電球、LED電球が置かれ、会場の大きなスクリーンに実験の説明が映し出されると、参加者の子供たちが興味深そうにスクリーンを見つめていました。
いざワークショップが始まると、講師役を務める塾生が3人1組で、スクリーンに映した実験手順について丁寧に説明し、参加者は手元の器具で発電機の実験を進めていきます。
最初は静かだった会場も、自分たちが作り出した電気でプロペラが回ったり、豆電球が灯ったりする様子を見てあちこちの席で歓声が上がりました。
その後、分光つつの工作に移ります。遅れや、手順の誤りがあった場合は塾生たちが席に行き、サポートやアドバイスをする様子が見られました。
全グループで作成が終わると、会場の蛍光燈の光を分光つつで確認し、LED、白熱灯、蛍光燈の光を観察しました。それぞれの光が持つスペクトルや明るさ、表面温度、消費電力についての観察と説明が行われて終了となりました。
今回のワークショップには「動物園内のどこで、どういう電球が使われ、それは何故なのかを来園者に考えて欲しい」という思いが込められています。
- ご参加いただいた皆様の声
「分光つつのことを知らなかったけど、自作したものを使ったのが楽しかった。」「分光つつで蛍光燈をみたらすごく綺麗で感動した。」などの声が上がり、楽しみながら電気や光を身近に感じていただくことができました。
- 講師役をつとめた塾生の声
講師役をつとめた塾生は、「最初は緊張したが話を聞いてくれたので落ち着いて話すことができた。」「説明不足な部分もあったが、最後にはしっかり話をまとめることが出来たのでよかった。」と、笑顔で感想を語りました。
他にも「周りの様子をみて臨機応変に説明できた」「たんきゅう塾で今まで行ってきた調査や発表がいかせた」との声もあがり、「たんきゅう塾」塾生の成長をしっかり感じることが出来ました。
たんきゅう塾NEO 講師 大黒先生の声
ワークショップが終わった後に塾生みんなで集まったのですが、楽しかった、またやりたいという声が多く聞かれたので、これがすべてだと思います。
今回のワークショップで分光つつを使った実験にしたのは、器具を自作し、それを持ち帰ることで、ワークショップで学んだことが強く印象に残りますし、参加したご本人以外のご家族やお友達にも学んだことを伝えることができ、広がりを持たせることができると考えました。
本日の内容で終わりではなく、これからも身の回りの生活の中にある疑問?に興味を持ち続けてもらうことが大事であるという思いと、動物園内ではどこでどういう電球が、どういった理由で使われているのかを来園者ご自身に考えて欲しいという意図から、今回のようなワークショップの内容にしました。
もちろん今回のテーマをさらに「たんきゅう塾」で研究を継続し、次なる発表の準備も進めています。
- 講師のご紹介
- 大黒孝文 先生
- 同志社女子大学特任教授
- 啓林館教科書著者
- 小学校・中学校理科
- 【たんきゅうαの実施日程】
原則、毎月第1・第3土曜10:00~12:00
関連の最新記事