だいすきだよ
本単元では,家でのお手伝いを通して,自分も家族も笑顔になれる経験を積ませたい。家の仕事をすることで自分は家族の役に立っていることに気づき,喜びを感じさせたい。また,できることが増えたなぁと,自分自身の成長も感じ,そのことを家族も喜んでくれることに気づかせたい。これらのことに気づけば,今後,自分に出来ることを探し,進んでやってみようとする態度や自分のことは自分でしようとする態度など,自立の基礎を養えると考える。
学習するまでは,自分の気が向いたらするお手伝いだったが,この単元学習が終わる頃には,これからも自分にできることを見つけ,お手伝いをどんどんしようとする子ども達になっていて欲しい。また,自分が責任を持って行える家の仕事が1つでも出来れば…と願い,指導を進めた。
第1次 どんな仕事があるのかな?<3時間>
第2次 家でお手伝いに挑戦しよう<2時間>
第3次 もっとニコニコ笑顔を増やそう<7時間>
① 家族と心通い合う経験を通して,児童が自立の基礎を養えるよう,単元学習に入る前に,保護者に協力してもらえるよう,学年だよりでお願いした。
【強調して伝えたこと】
《学習のねらい》
〈具体的例〉『ありがとう』『助かったよ』『うれしいよ』『気持ちがいいね』
『前より上手になったね』『できることが増えてすごいね』
『自分のことは自分でしてえらいね』
『あなたにできることが増えて,お母さんも嬉しいわぁ』
② お手伝い貯金『ニコニコ通帳』を作り,1つお手伝いをするとニコニコマークを1つ塗って貯めていく取り組みをした。保護者の方々と連携して,児童の頑張りを褒めていく通帳を作ることで,児童の意欲・関心を高めるようにした。
導入では,子どもがその活動をしたいと思うようなしかけが必要である。
単元の1時間目では,子ども達がそれぞれの家庭の仕事に興味・関心を持てるよう,写真(家事をする様子を撮ったもの)を使い,授業を展開した。
これらの他にも,ゴミ捨て,ボタンつけ,子どものお世話,花の水やり,窓ふき,トイレ掃除,食卓の用意,洗濯物干し,食器洗いなどをしている様子の写真を用意した。
たくさんの仕事に目を向けるきっかけを作ることができるよう,児童が注目できそうにない仕事の様子も写真に撮って用意した。
○成果
○課題