割合の3用法

割合の3用法というのは,割合に関する3つの計算方法をまとめていい表したものです。
割合の第1用法は,2つの量A,Bがわかっているとき,AがBの何倍にあたるか,すなわち,BをもとにしたときのAの大きさの割合pを求める方法です。

p=A÷B (第1用法)

割合の第2用法は,下の例のように,もとにする量(B)と割合(p)がわかっていて,比べる量(A)を求める方法です。

A=B×p (第2用法)

割合の第3用法は,下の例のように,比べる量(A)と割合(p)がわかっていて,もとにする量(B)を求める方法です。

B=A÷p (第3用法)

児童の抵抗が大きいのは第3用法です。指導では,順思考の第2用法を線分図や関係図を使ってしっかりと理解させた上で,上のように,関係図などを使って演算が判断できるようにさせることが大切です。