除法の筆算とアルゴリズム

同じ種類の計算や問題を解くときに,いつも使うことのできる計算方法や手順を,アルゴリズムといいます。

わり算の筆算においても,その計算方法や手順を踏めば必ず答えが求められるというアルゴリズムのよさを理解させ,これを使って計算できるようにしておくことが大切です。
一般に,わり算の筆算では,次のアルゴリズムを順序よく繰り返して,答えを求めます。

指導にあたっては,上の例のように下の位を紙などで隠す手隠し法を用い,頭の位から順次下の位へと移行しながら計算させていくとよいでしょう。
その際は,次のように声に出して計算させると,アルゴリズムがより身につきやすくなります。

なお,「たてる」「かける」「ひく」「おろす」という手順は,わり算が複雑になっても変わらないことを理解させ,桁数の少ない計算に習って,自分の力で桁数の多い計算の仕方を考え出すことのできる力を育てることが大切です。