特色
1
問題を発見し,
解決する力の育成
すべての単元で
「〇〇の利用」の節を配置
身につけた知識・技能や思考力・判断力・表現力は,それを利用し,数学的な見方・考え方を働かせて問題を解決することによって,学んだことのよさがさらに実感されます。
そのため,この教科書では,データの活用領域を除くすべての単元(※)に「○○の利用」の節を配置しています。
- ※
- データの活用領域は,単元全体を活用と位置付けていますので,「○○の利用」の節は設けていません。
問題発見・解決の過程を
取り入れた
「ステップ方式」
「身のまわりや数学の場面から問題を発見し,解決し,解決の過程をふり返って改善を図ったり新たな問題を設定したりする」という数学的な問題発見・解決の過程を意識できるように,「○○の利用」の節には「ステップ方式」の課題を設けています。
与えられた問題をただ解くだけではなく,自ら問題を発見して解決し,解いた問題をさらに深める力が身につきます。
- ※
- 「○○の利用」の節の中の課題は,難易度も考慮した順で配置しています。その中でも,問題発見・解決の過程を示すのに最もふさわしい課題を「ステップ方式」にしています。
このような「ステップ」をくり返し目にすることで,自ら問題を発見・解決し,深める力が身につきます。
身のまわりの場面や数学の場面から,解決したい問題を発見します。自ら問題を見つける力を育成します。
状況を整理し,
問題を設定しよう
問題を解決するために,場面の状況を整理し,数学的に表現した問題をつくります。
解決の見通しを立てて,
問題を解決しよう
でつくった問題を,これまでに学んだ数学を使って解決します。解決の見通しを立てる過程を大切にし,単元内で学んだことが問題の解決にどのようにいかせるかを考えたり,判断したりできるようにしています。
問題解決の過程を
ふり返って,気づいたことや
もっと調べてみたいことを
話しあい,問題を深めよう
ここまでの問題解決の過程をふり返り,もっと調べてみたいことなどを考えます。その一例をとして示し,もっと調べてみたいと思ったことに進んで取り組む姿勢を育めるようにしています。
ふり返った結果から,新たな問題を設定し,次のサイクルへつなげます。