単元:1年生 平面図形
すでに小学校でも扱われている部分もあるが,用語や記号も小学校より一歩進んで拡張され,抽象的になり,図形に対する概念も小学校のそれより広がってくる。そこで,既習事項がここでの学習の基礎となるので,その関連性を図りながら進めていくことが大切である。
既習の基本的な図形を対称性の観点からとらえ,見通しをもって作図したり,作図方法を対称性に着目して見直したりするなどの活動が大切である。また,その活動を通して,平面図形についての理解を深め,直観的な見方や考え方を養うとともに論理的な考察の基礎を培うことが大切である。
1節 直線図形と移動
1 直線と角 ・・・・・・・・・・・・・・3
2 図形の移動 ・・・・・・・・・・・・・3
2節 基本の作図
1 基本の作図 ・・・・・・・・・・・・・3
3節 円とおうぎ形
1 円とおうぎ形の性質 ・・・・・・・・・2
2 円とおうぎ形の計量 ・・・・・・・・・3
3 問題演習 ・・・・・・・・・・・・・・2
① 本時の目標
② 評価規準
【数学への関心・意欲・態度】
【数学的な見方や考え方】
【数学的な表現・処理】
【数量,図形などについての知識・理解】
③学習過程
学 習 活 動 | 支 援 活 動 |
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1 基本的な計算問題をする。 | ・等式の性質や移項を用いて解けるか確認する。 |
2 既習事項の確認をする。 ・2点間の距離 ・線対称 |
・最も長い(短い)理由が,既習事項の用語を使って説明ができるよう支援する。 |
3 本時の課題を知る。 | |
【課題1】 草原の中を流れている川に橋をかけます。 |
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①作図して,橋の位置を求める。 ②その理由を考える。 |
・川幅の長さだけ移動させて考えるよう助言する。 ・「2点間の距離」を用いることを確認する。 ・川幅の分だけ平行移動した点を直線で結ぶと最短距離になることに気づくよう支援する。 |
4 課題2を知る。
【課題2】
A地点と同じ側にある点Cへ大切な水を運ぶとき,あなたなら川のどこでくんでから,どこを通って点Cへ行きますか。水をくむ場所点Pをどこにすればいいでしょうか? |
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①作図をして,水をくむ場所点Pを決める。 ②その理由を考える。 ③班になり,意見交換をする。 |
・平行移動,対称移動などを使うよう助言する。 ・机間巡視をしながら,各自に対応し,支援する。 ・折れている線より直線の方が短いことに気づかせる。 |
5 本時のまとめと次時の予定を確認する。 |
・本時の学習活動の評価を行い,次時の学習課題を確認する。 |
○生徒の反応
○成果と課題