式には,式に表すこと(式表示)と式をよむことの2つの大切な働きがあります。
式表示は,数量や数量の関係を式に表すことであり,式のよみとは,表された式から,具体的な数量や数量の関係を考えたり,式の形に着目して思考を進めたりしていくことです。
式のよみの具体的な指導は,第1学年から行ってきています。例えば,第1学年で3+2=5になるような問題づくりをさせ,式から具体的な数量などをよみとらせるようにしています。
第4学年では,下の例のように,表された式の形に目を向けさせ,具体的な数量のとらえ方を明らかにします。
さらに,式の形に目を向けさせることにより,これまでに学習してきた数量の関係を統合的にとらえさせるようにします。