数の相対的な大きさとは,数の大きさを,十,百,千などを単位として,そのいくつ分かで捉えた数の大きさのことです。
第3学年では,下のように,数の範囲を万の単位まで拡張して,数の相対的な大きさについての理解を深めることをねらいとしています。
このような数の相対的な大きさについての理解は計算の仕方を見つけたり,計算の結果を見積もったりするときに有効に働くものです。
例えば,下に示す14000+6000のような計算では,数の相対的な大きさに着目すれば,既習の14+6と関連づけて計算の仕方を見つけたり,計算の確かめをしたりすることができます。
また,「何十・何百のかけ算」でも,10を単位としたり,100を単位としたりすると,20×3や200×3はいずれも「2×3」と考えることができます。
このように相対的な大きさは大切な見方ですので十分理解させておくことが大切です。