第1学年では,身の回りにあるいろいろな立体について,直観的,全体的にその特徴を捉えてきています。
第2学年では,箱の形(直方体・立方体)を「11三角形と四角形」で学習したことをもとにして,頂点,辺,面などの構成要素に着目させ,その個数や形について,その特徴を明らかにすることになります。
指導では,まず箱を観察させた後,上のように,箱の面を写し取って,箱を構成している面の形や数について調べさせます。
その後,写し取った面をつなぎ合わせて,箱の形を構成させるのです。これによって,面と面のつながりや位置関係が明らかになってきます。
上の,ひごと粘土玉による箱づくりは,箱を構成している辺,頂点について,作業を通して理解させることができます。作業の前には箱をよく観察させ,どんな長さのひごが何本,粘土玉がいくついるかの見通しを立てさせることが大切です。