図形の構成とは,1.面(色板など)を合わせたり,2.線(棒など)をつないだり,3.点(ジオボードの点など)を結んだりして図形をつくることをいいます。
このような構成の,1.を面構成,2.を線構成,3.を点構成ということがあります。第1学年では,教科書でこの3つの構成のそれぞれについて取り扱っています。
色板による面構成
棒による線構成
点を結ぶ点構成
図形をいくつかの部分に分けて見ることを,図形の分解といいます。分解では,図形に対する多様な見方が要求されます。また,図形に潜む面を想像できる直観力も必要となってきます。
教科書では,色板何枚でどのように構成されているかを見抜かせる場を設定しており,この学習場面において,図形を分解することを経験させることができます。
なお,図形の構成や分解は,学年が進むにつれて,図形の性質を見出したり,理解したりするために大切な役割を果たしていくことになります。