等号・不等号

「=」のことを等号といい,「=」の両側の表すものが等しいという関係(相等関係)を表します。
また,「>,<」のことを不等号といい,左辺と右辺の値の大小関係を表します。
等号を使って表した式(150=90+60等)を等式といいます。不等号を使って表した式(150<90+70 等)を不等式といいます。ただし,等号や不等号の用語は第3学年の指導内容で,等式や不等式の用語は指導内容ではありません。
等号は,第1学年から指導しますが,下のように左から順に計算して,その結果を示すときに=を使うといった意味で扱ってきています。

等号を相等関係を表す意味で使うのは,第2学年からであり,下のように指導します。

不等号は,下のような数の大小をくらべる場面で導入し,記号の意味を知らせます。その後,上のような数量の関係を式に表す場面で,等号と同時に扱い,等号や不等号を用いて数量の関係を正しく表すことができるようにするのです。