直線の上に基準の点(原点)を決め,この点を0とします。単位の長さ(1にあたる長さ)を適当に決めて,その直線上に数を目盛ったものを数直線といいます。
数直線には,次のような特徴があります。
1. 左から右へいくほど大きくなっている。
2. 等間隔に目盛りが打たれている。
3. 連続量として捉えられる。
数直線という用語については,第3学年で指導されますが,数直線自体は,第1学年の「8 20までのかず」から登場します。
数直線では,数が視覚的,直観的に把握できるというよさがあります。また,数の大小・順序・系列を理解させる補助として効果を発揮します。
学年が進み,数が拡張されていくに従って,数直線の見方も広がり,小数・分数の数直線,負の数の数直線,有理数・実数の数直線というように発展していきます。
数直線は,このように将来的に発展するもので,数の重要なモデルといえます。