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活動欲求を起こす事象提示
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■ぴったしカンカン1枚の写真・思い出の品物展 |
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学習の方向をつかませるために,時間の経過により違いが明確にわかる写真や思い出の品物の具体物を提示した。 |
自分自身の成長に関心を持たせるために,S子のエピソード(「わたしが,この人形と同じぐらい小さく生まれたので,家族のみんなが,元気に育つのかとても心配したよ」)の取り出しを行い,子どもたちに紹介した。 |
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児 童 の 反 応 ・ 実 態 |
自分の成長について関心を持たせ,自分の成長を振り返ってみたいという活動欲求を起こさせることができた。しかし,この時期の子どもにとって,自分の成長を頭の中だけで振り返ることは困難である。自分の成長を振り返るには,それなりの具体的な手掛かりが必要である。 |
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(2) |
手掛かりの存在に気付くエピソードとの交流
支
援 |
■エピソード3 |
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自分自身に関する事柄(謎)や当時の自分のイメージをふくらますことができる愛着のある手掛かりの存在に気付かせるために,「プーさんの人形」「名前」「よだれかけ」の3つのエピソード(デジタルコンテンツ化)を子どもたちに紹介し,交流させていった。 |
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感動や驚きの気付きや自分の成長についての手掛かりになる対象をワークシートに書き込ませた。 |
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児 童 の 変 容 |
3つのエピソードの紹介や交流によって,子どもたちは,過去のいろいろな自分に出会うには,手掛かりがあることに気付き,調べていくための見通しや意欲を持つことができた。 |
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(3) |
交流を通して表現内容や調べ方の幅を広げる
児 童 の 実 態 |
・ | T男は,生まれてからの身長や体重の変化等について,母子手帳や健康手帳をみて表現。しかし,T男は,人とのかかわりをどのように書いたらよいのか困っていた。 |
・ | M子は,母親に聞いたり,アルバムを見たりという調べ方をしていた。 |
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支
援 |
■見合いの会 |
自分の課題解決に向かわせる視点をもたせるために「今,困っていること」を出し合い,交流の視点を整理()した。
| 調べ方(誰にどう聞くか)・・・「インタビュー」「手紙」 |
| 表現内容・・・・「自分との間にどんなことがあったか」 |
自分の課題解決への気付きが生まれる交流の場となるように,見合いのグループを4つに分け,それぞれのグループの中に,表現内容や方法がうまくいっている児童を配置した。 |
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(4) |
学習したことが生きる活動
自分の成長への気付きを交流する中で,それぞれの気付きのよさを価値付けた。そして,「これからどんな自分になりたいのか。」と子どもたちに問いかけた。
すると,「友だちを大切にする人になりたい。」「一年生にやさしい六年生になりたい。」等様々な未来の自分像に関しての思いをもっていた。
■メッセージ送信 |
子どもたちのこの姿は,本単元の学習を通して,自分たちの中に自己存在感や自己肯定感が生まれ,これからの自分の成長に希望をもって意欲的に生活する意識をもたせることができたことを表している。
そこで,今の気持ちを未来につなげるために「メッセージ送信」と題して,未来の自分に送るメッセージをビデオ録画した。
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