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「生きる力」に通じる「総合的な学習」の基礎を養う −単元「あきとあそぼう」を通して− |
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山梨県甲府市立東小学校 窪田恵子 立花婦美子 飯田圭子 |
1.単元名 「あきとあそぼう」 2.単元について
男子45名,女子33名 計78名で2学級の学年である。4月当初,全体的に落ち着かない雰囲気であったが,次第に学校生活にも慣れ落ち着いて行動できるようになってきた。全体的に明るく活動的な子どもが多く,休み時間は,のびのびと外で遊んでいる。 学習については,与えられた課題にまじめに取り組み一生懸命考えたり,教師や友だちの話を集中して聞いたり,活発に発言したりしている。 生活科の学習は,楽しみにしている子どもたちが多く,これまでに学校探検やあさがおの栽培活動などに意欲的に取り組んできた。学校探検では,2年生と「なかよしペア」を作り,2年生に案内してもらい学校を探検するなど異年齢の人とかかわり合いながら学ぶ体験をしてきた。また,あさがおの栽培活動では,毎朝水やりを欠かさずやりあさがおの世話を進んでやった。 しかし,「虫や草花であそぼう」の学習では,雑草園の中に入るのをためらっていたり,友だちのするのを傍観している子どもも見られた。ふだん,このような場所で遊ぶ経験がないからではないかと思われる。 また,事前に行ったアンケートの結果から子どもたちは,自然への興味・関心をもっているが,自然とふれあって遊ぶ経験や自然物を使って何かを作る経験が少ないこと,そして,作った経験がある子どもたちも幼稚園や保育園といった場の設定でのことであって,自ら進んで自然に目を向け親しんだり,働きかけたりする機会はあまり多くないことがわかった。 「観察カード」や「発見カード」を書くことにより,徐々に身近な自然に目を向けることができるようになったり,自然を見ていろいろなことに気がつくようになったりして,いろいろな疑問を持ったり,調べてみようとしたりする姿勢が見られるようになってきた。 「学校探検」では,2年生の行動を見て,学び方を学ぶことができた。また,「虫と遊ぼう」の学習では虫さがしをした後,その虫について名前・えさ・住んでいる場所など本や図鑑で調べた経験があり,調べ学習の仕方について少しずつわかってきているようだ。 しかし,子どもたちは,課題を与えられるとそれについて取り組むことができるが,自ら課題を設定し主体的に学習する経験は,まだ少ない。 4.単元で培いたい力 [生活への関心・意欲・態度]
[活動や体験についての思考・表現]
[身近な環境や自分についての気付き]
5.総合的な学習につながる培いたい力
6.指導計画 (実施期間10月〜11月<17時間>)
7.本時の学習
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