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立体図形についての基礎的なものの見方を育てる操作活動 | ||
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1.はじめに 図形領域は平成10年の学習指導要領で内容が大きく削減された。現行の中学校数学の授業内容,授業時数を考えると,具体的な操作活動の時間を充分にとることはなかなか難しいと思われる。それだけに,小学校において具体的な操作活動を充分に行い,立体図形に対する基本的なものの見方や感覚を身につけられるよう指導することが大切である。立体についての基礎的なものの見方とは次のようなものであると考えた実践することにした。
2.単元名 6年生「立体」 3.単元の目標
4.指導計画(11時間完了)
5.授業の実際(第4時)
6.授業を終えて 条件をかえる課題を導入に使ったが児童の反応はよかったように思う。しかしその分だけ時間がかかってしまい,4時間目の授業実践では最後が時間切れになってしまった。どの子も家で,きちんと確認をしてくることができた。6枚の正方形のカードを使って具体的に操作させたのは,立体にたいする感覚を養うのには有効だったと感じている。いつもはあまり算数に興味示さない児童も一生懸命に取り組むことができていた。7.おわりに 基本的にどの時間も「予想」→「具体物での操作活動」→「言葉・図によるまとめ」という流れを大切にした。第3時,4時で使った6枚の正方形カードの展開図はいつもノートにはさんでおき,空間における位置関係を確認する時に利用した。しかし,「予想」→「具体物での操作活動」には意欲的に取り組むが,「言葉・図によるまとめ」の場面では意欲が低下するように感じられた。今後は,言葉や図にまとめることの良さを児童自身が感じられるような授業展開を工夫し,実践に取り組んでいきたい。 |
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