比例のグラフ

比例を表すグラフは,折れ線グラフとは違って,グラフの線上の点がすべて意味をもち,それらは対応する値の組を表していることに注意させることが大切です。
伴って変わる2つの数量があって,その間に関数関係があるとき,この2つの数量はともに変量です。この2つの変量の間には1対1の対応があります。独立変数xの値を横に,従属変数yの値を縦にとったのが関数のグラフです。縦の線をy軸,横の線をx軸といい,垂直に交わっています。x軸とy軸の交わった点を原点といいます。

小学校では,負の数の範囲は扱いませんから,統計のグラフと同じようになります。
比例のグラフをかくには,比例の式を使って,xの値に対応するyの値を求め,xとyの値の組を表す点をグラフ用紙の上にとって,それらの点をつなぐようにします。
点A(3,6)は平面上の座標にほかなりません。
xの値を無限に細かくとっていくと,対応するyの値も無限に細かくなり,対応する点をグラフ用紙上にとっていくと限りなく直線に近くなります。このことから,直線上の点はすべて意味があることがわかります。