第4学年では,伴って変わる2つの量の変わり方を示した表を見て,その関係を□や△を用いた式に表します。
その際,
(1)ことばの式をかく。
(2)ことばの式を簡略化した式をかく。
(3)□や△を用いた式をかく。
の手順で,段階を追って抽象化していくことが大切です。
なお,□+△=9 のような式で表される関数関係を「和一定」とよんでいます。
また,下のような□×4=△についても扱います。
□×4=△は,変形すると△÷□=4となるので,一般に「商一定」とよばれています。
このように,「□や△を用いた式」では,和一定,商一定の関数関係を明らかにする過程で,数量関係を□,△を用いて式に表したり,それらに数を当てはめて調べたりする中で,□,△を使った式の意味の理解を図り,式のよみが確実にできるようにすることが大切です。