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自然の豊かさを楽しみながら進める自然保護活動 | |
茨城県古河市立大和田小学校 鈴木 ゆみ子 |
1.はじめに 前任校である古河市立古河第七小学校は,渡良瀬川と利根川の合流地点の近くに位置しています。その合流点渡良瀬遊水地は,本州一の湿原です。この渡良瀬遊水地を起点にした学習活動は,地域の教育資源の活用として意義あるものと考えています。 なぜなら,渡良瀬水系の上流足尾山を含めた学習活動には,田中正造に関わる歴史的学習,自然の宝庫である遊水地の自然観察学習,特産物や人々のくらしに関わる郷土学習等内容に深まりや広がりの可能性を含んだ学習活動が展開できます。 以上の理由から,表題にあるような構えで活動を続け,今年度で6年目を迎えています。 2.活動のきっかけ 自然保護への関心の高まり, シードバンクの学習 「お宝発見」の実施
3.具体的活動 かつて自然の宝庫であった渡良瀬遊水地を守る,上流にある「足尾に緑を」の活動
3.具体的実践
4.自然からのおくりもの
5.おわりに 環境問題は,今,切実な問題になっている。文化的生活の見直し,規制など具体的方策も必要ではあるが,学校教育の場では,まず自然の豊かさを感じ取ることで,心の豊かさが得られるような活動が必要ではないかと考えています。小さな一歩でも継続できる活動が望ましいと思います。植樹した児童が,50年後に足尾を訪れ,緑豊かな山々を眺めながら,この一連の活動を思い出してくれたら本望です。 |
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