平成25年度の新教育課程から普通科では「課題学習」が,理数科では「課題研究」が課せられるようになった。本校では,平成25年度では前期に理数科2年次生全員を対象に数学の課題研究を行い,後期では理数科2年次生全員を対象に理科の課題研究を行った。(本校は2学期制の単位制高校である。)
数学では5人程度のグループで研究テーマを決めて課題研究を行い,理科は物理,化学,生物の3分野に分かれて課題研究を行った。平成26年度は数学,物理,化学,生物の4分野に分かれ,通年で課題研究を行うことになった。数学と理科をともに課題研究することは指導教員,生徒にも負担であり,研究期間も短く,深く研究できないという反省からである。
本稿では,生徒が数学を研究するか,あるいは理科を研究するかの判断をするための事前指導-研究テーマの選定-を紹介する。研究テーマ選定のためのテーマ紹介であるが,プレゼン後のアンケート調査から生徒(本校理数科2年次生)が興味・関心を抱いている数学について報告したい。
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