(1) | 単元構想
単元 「1000までの数」(11時間完了)
1000までの数の表し方や数のしくみを知り,大小を比べたり,10を単位とする簡単なたし算やひき算をしたりすることができるようにする。 |
1. TT | |
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数え方を工夫し,100をこえる数の読み方を知って,100をこえる数の表し方やしくみを調べるという学習課題をもつ。
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2〜9. 習熟度別少人数指導
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10. TT | |
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11. 担任 | |
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(2) | 指導の実際
ア. | きらきらコース・・ | 問題にじっくり取り組み,確実に計算力を高めていくコース
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| 問題数の少ない補充プリントを利用することによってやり遂げたという満足感が得られるようにした。教具としては,数の量感や1000という数の構成を捉えやすくするために,タイルを使用した。タイルは10や100のまとまりを操作しながら十進位取り記数法の仕組みを理解しやすかった。
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イ. | わくわくコース・・ | 計算や文章問題を短時間に解き,いろいろな問題にあたるコース
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| 「ためしプリント」「チャレンジプリント」に付け加え,「算数はかせ1」「算数はかせ2」の発展プリントを用意し,個人差に対応した。教具としては,数え棒の代わりにストローを1000本準備し,実際にこの数を数えて1000という数の量感をとらえさせた。 |
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(3) | 成果と課題
ア. | コ−ス別少人数指導を取り入れたことにより,発言の少なかった児童の発表が増えた。また,早く理解できた児童がミニ先生となってわからない児童に教え,授業が活発化した。
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イ. | 補充プリントや発展プリントを活用させたので,意欲的にプリントに取り組み計算力が向上した。
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ウ. | 児童の学習状況が把握しやすくなり,個に応じた支援の機会が増えたが,授業時間内における理解度のチェックを効率的に行うための評価方法のさらなる工夫が課題として残った。 |
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