(1) | 平行線の性質を使って角を移すこと
この性質の論証で,対頂角,平行などを使って説明するわけであるが,
・ | 直線mと直線nによってつくられるbを,直線nに沿って平行移動し,となるような考え方 |
・ | ABの中点Oを中心にして,180回転してcとdが重なるという考え方
など,回す,ずらす,重ねるという直観的操作を大切にした指導をする。 |
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(2) | 三角形の内角の和
三角形の内角の和は180である。 |
1) | 平行線の性質より,1点に3つの角を集める場合
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ア | イ |
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ア | イ |
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(3) | 三角形の外角の和
三角形の1つの外角は,その隣にない2つの内角の和に等しい。 |
1) (2)の1),アの証明の裏返しより
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2) 回転の考え方の場合
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(4) | n角形の内角の和
n角形の内角の和は,180×(n−2)である。 |
1) 頂点に1点を取る場合
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2) 内部に1点を取る場合
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3) 辺上に1点を取る場合
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4) 外部の1点を取る場合
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5) 回転角の考え方を使う場合
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6) 極限の考え方を使う場合
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(5) | n角形の外角の和
n角形の外角の和は,360である。 |
| ←・三角形,四角形より類推する。
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1) 3か所の平角から内角を除く場合
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2) 回転角の考え方を使う場合
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1)
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2)
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(6) | 星形五角形の各頂点の角(本時)
星形五角形の各頂点の角の和は,180である。
この学習は,具体的操作を通して多様な証明の仕方がわかり,三角形の内角の和,内角と外角の関係,角を1か所に集めること等のアイディアに気がつかなければならない。
したがって,本単元の核となる学習内容は,1つの図形に対して多様な見方や考え方ができるように,集める,回す,ずらす,重ねるという基本的操作を繰り返すことである。
即ち,既有の知識を常に統合し,これを組織化し,体系だてるとともに,既有の知識全体に対する見通しを持って,数学が生成発展していく姿を感じとらせなければならない。そのために,本単元を構成するにあたり,次の2点を骨子にした。
・ | 学習の対象を生徒にとって最もなじむ角度から取り上げ,関連のある既有経験を明らかにした上で,その解決に必要とされる知識を明らかにする。 |
・ | 学習の望ましい姿の1つであるオープン・エンド・アプローチの流れをその学習に具備させる。 |
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