(3) |
カリキュラムの特色 |
|
|
小中一貫教育の調査研究校では,現行の学習指導要領に示された目標や内容及び指導時数に則して教育課程を編成・実施します。このとき,小・中学校の系統性を十分に考慮した指導計画を作成し指導にあたります。
また,総合的な学習の時間においては,「小中一貫教育を導入する学校の総合的な学習の時間の学習指導指針」を作成し,本学習の趣旨,目標,内容を明らかにし,次のような特色ある学習を行います。 |
|
|
1) |
『ふるさとをテーマとする学習』 |
|
『ふるさとをテーマとする学習』は,前期3年生から中期7年生までが学習します。
この学習では,宗像のよさを知り,宗像を愛し,より良い市民として自立する基礎を培うことをねらいとします。そのために,現在作成中の副読本「わたしのまち宗像(仮称)」等を活用しながら市民生活(環境や福祉に関するテーマの学習)や市民文化(歴史や文化に関するテーマの学習)について自ら課題を持って追究していきます。 |
|
|
2) |
『進路をテーマとする学習』 |
|
マイ・ドリーム科は後期8年生,9年生が学習します。この学習では,現在宗像市が中学校2年生を対象に実施している5日間の職業体験(ワクワクワーク)を核とする,キャリア教育(子ども一人一人の勤労観,職業観を育てる教育)を行います。
本学習では,これからの社会で生活するために必須の能力となる「人間関係形成能力」「情報活用能力」「将来設計能力」「意思決定能力」を育成することをねらいとします。 |
|
|
3) |
『英会話活動』 |
|
本学習は,前期1年生から後期9年生までが学習します。
本学習では,「英語が使える宗像の子」育成計画に沿って,発達段階に即した効果的かつ継続的なALTの活用を通して,中学校卒業段階では,挨拶や対応,身近な暮らしに関わる話題などについて平易なコミュニケーションができる子どもを育成することをねらいとします。
そのために,前期では「聞く・話す力の育成」に重点を置いた学習をします。中期では,前期学習を基礎としながら「読む・書く力の獲得」も段階的に指導します。そして,後期では「聞く・話す・読む・書くのバランスのとれた実践的コミュニケーション」を身に付ける学習を行います。
ただし,前期1年及び2年では,10時間〜15時間程度,教育課程外の時間で実施をします。 |
|
|
4) |
『自分の興味・関心をテーマとする学習』 |
|
本学習は,中期5,6年生が学習します。
本学習では,子どもたちの興味や関心から知的好奇心を引き出し,自分の学びを実感させることをねらいとします。
そのために,一つのテーマ・単元を設定することで,各教科領域の内容との関連を考え,複数教科・領域を統合したり横断的に扱ったりすることができる内容や教科・領域の目標を達成しようとすることができる内容について学習をします。
そのために,中学校の教員が自分の専門性を生かし,小学校の教員と指導計画を作成し,協力して学習を進めます。さらに,5,6年生が,合同で学習を進め,学び方を共有化できるようにします。 |