足立区立第十一中学校 星野 由佳 |
1.はじめに 生徒は「宇宙」という言葉には興味があるが,観察するといっても様々な条件で困難な場合が多く,しかも実感の湧きにくい金星の満ち欠け等にはあまり興味を示さない。しかし,学習指導要領に定められた内容は,生徒が知りたいと思うことから離れている。 「地球と宇宙」の単元は,天候や地域の空の様子に左右されることが多く,なかなか実際の天体を利用した実験や観察をおこないにくい。従って,天候に左右されることなく,生徒がイメージを掴みやすくするための授業をおこなう必要がある。 2.モデルを使った授業
3.シミュレーションソフトの活用 非常に有名なものではあるが,「太陽系シミュレーター」というソフトがフリーで入手でき,また画像もとてもきれいでお勧めする。インターネットからダウンロードも可能である。また,解説書も販売されている。また,他にもプラネタリウムソフトがあるので,インターネットで検索をして,自分の目的に合った(使いやすい)ソフトを探すと良い。 しかし,どうしてもコンピュータによるシミュレーションでは,ディスプレイが平面であるため,動画として見せることは可能であるが立体的なイメージが掴みにくい場面もある。 4.プラネタリウムの活用 学校がプラネタリウムの活用ある自治体にプラネタリウムがある場合,平日昼間等空いている時間はリクエストに応えてもらえる場合がある。プラネタリウムを授業に活用する場合,天候に左右されないこと以外に,以下のようなメリットが考えられる。
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