広島県東広島市立志和中学校教諭 間處 耕吉 |
●指導学年 第1学年「活きている地球 1章 大地が火をふく」 1.単元について
【本時の目標】
【観点別評価規準】
【準備物】 パソコン教材(ビデオファイル,html・CGIファイル) 【学習の展開】
◆成果と課題について
この授業は,本単元の導入部分であるため,生徒の火山活動に対する興味・関心を高め,本単元に対する学習意欲を高めることが主な目標である。これについてはビデオの個別観察という方法により十分な効果が得られたと思われる。あわせて,気づいたことを文章で表現するとともに,他の生徒たちの意見を見ていく過程を通して,いろいろな火山の活動の特徴の相違点に気づかせ,火山の活動の違いがマグマの性質によることを理解させるという目標についても,生徒の気づきや自己評価の内容からも効果的であったと思われる。 課題はいろんな面で時間がかかることである。まず,全ての生徒がしっかりと記述するための時間が必要で,パソコンの操作の慣れていない生徒はどうしても入力に時間がかかる。5年前に始めた当時は1時間でまとめまで行っていたのであるが,こうした個別指導が必要な生徒へ対応するため,ここで紹介した指導案の通り2時間で計画するように変更した。全員が入力できるのを待っていると,時間をもてあそぶ生徒も出てくるため,時間配分や進め方をクラスによって変更する必要もでてくる。入力にかかる時間の個人差をできるだけ小さくするには,授業に入る前の時間に入力の練習を1時間とると効果的であるが,授業時間が余分にかかってしまうことになる。プログラムを作成するための時間も考えると,準備に必要な時間がかなり膨大になってしまうが,生徒からの評判もよく,理解を深めることのできる有意義な取り組みであった。 |