学習活動 |
学習内容 |
指導上の留意点 |
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1 前時の学習の確認 |
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《前時の課題》
正三角形ABCの内側に点Pをとり,BP,CPをそれぞれ1辺とする正三角形QBP,RPCを,△PBCの外側につくります。
このとき四角形AQPRはどんな四角形になりますか。 |
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平行四辺形になる 《理由》合同な三角形 〜対応する辺 〜2組の対辺が等しい |
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点Pが正三角形ABC内のどの位置でも成り立つことをおさえる。 |
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証明記述と図を照合し確認する。 |
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2 条件変え(発展)の考察 |
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(1) |
課題提示「Pを正三角形ABCの外にするとどうか」 |
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《本時の課題》
正三角形ABCの外側に点Pをとり,BP,CPをそれぞれ1辺とする正三角形QBP,RPCを,△PBCの外側につくります。
このときも,前時の結論「四角形AQPRは平行四角形」は保証されているでしょうか。 |
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作図ツールで点が動く様子を演示する。生徒を指名して操作させてもよい。 |
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図I |
図II |
図III |
図IV |
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(ACの右側) |
(ABの左側) |
(BCの下側) |
(BCの下側) |
図IIIは凹四角形
図I,II,IVでは平行四辺形になっているようだ。 |
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正三角形を
外側→上側 |
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正三角形ABCがかかれているワークシートに点Pをかき込み,図I,図II,図IIIなどを作成させ,△PBC,△RAC,△QABが合同になりそうなことや,平行四辺形になっている様子を確認する。ここでは証明既述にはこだわらず,直観的に確認できればよい。 |
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根拠を持ちながら筋道立てて確かめる |
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合同な三角形〜対応する辺〜正三角形の辺〜2組対辺が等しい |
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「なぜ点Pを動かしても平行四辺形になるのか」 |
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△PBCの各辺を1辺とする「正三角形」であること,正三角形の性質に依拠していることを全体で確認する。 |
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◎ |
「2辺」は前時証明と同じ,「間の角」を確認 |
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図I |
∠PCB=∠RCA=60°+∠ACP |
図II |
∠PCB=∠RCA=60°-∠ACP |
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間の角が等しい理由を生徒どうしで説明し伝え合わせる。 |
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(4) |
△ABC,QBP,RPCが正三角形でなかったらどうなるかを図示して確認する |
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二等辺三角形,正方形などでも成り立つ。「等しい辺」や「等しい角」を根拠に説明がつくことを確認する。 |
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(5) |
四角形AQPRが特別な形になるのは,Pがどんな位置のときかを議論する |
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長方形(∠BAP=150°) |
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ひし形(PA=PB) |
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正方形(長方形かつひし形) |
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3 まとめと,さらなる条件変え(発展)の示唆 |
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証明は,同じ条件の全ての図を代表している。(証明の一般性)
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長方形,ひし形,正方形は,平行四辺形の一種と見ることができる。 |
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