学習内容 |
学習活動(◇)と予想される生徒の回答(・) |
教師の支援(○)・留意点(●)・評価(◎) |
導入 (5分) 課題の設定 |
水の温度を85°に上げるためにかかる時間を調べよう。 |
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○ |
お茶には,お茶を入れる際の適した温度があることを説明し,本時の課題を設定する。 |
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展開1 (10分) 表の特徴をつかむ |
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熱した時間(秒) |
0 |
20 |
40 |
60 |
80 |
100 |
120 |
水温(℃) |
20 |
23 |
28 |
31.5 |
36 |
40.5 |
44.5 |
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・ |
時間が経つにつれて水温が上がっている。 |
・ |
20秒ごとに上がる温度は一定ではない。 |
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○ |
考える時間をとり,自分の考えをノートにかくように指示する。 |
◎ |
表の特徴をとらえることができたか。 |
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● |
表からの情報だけでは,予想が難しいことを確認するだけに留めておく。 |
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◇ |
表から,時間と水温という2つの数量の関係がどのような関係にあるかを考える。 |
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○ |
比例,反比例,一次関数,どれでもないという選択肢を示し,どれか1つを選ぶよう指示する。 |
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展開2 (15分) グラフの特徴をつかむ |
◇ |
熱した時間をx秒としたときの水温をy℃とし,グラフ用紙に対応する点をとる。 |
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○ |
プリントを配り,ノートに貼ってから点をとるように指示する。 |
◎ |
対応する点をグラフ上にとることができたか。 |
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・ |
時間が経つにつれて水温が上がっている。 |
・ |
点はほぼ一直線上に並んでいる。 |
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○ |
考える時間をとり,自分の考えをノートにかくように指示する。 |
◎ |
グラフの特徴をとらえることができたか。 |
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展開3 (15分) 数量の関係を理想化・単純化し,数学的にとらえる |
◇ |
グラフから,時間と水温という2つの数量の関係がどのような関係にあるかを考える。 |
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○ |
比例,反比例,一次関数,どれでもないという選択肢を示し,どれか1つを選ぶよう指示する。 |
○ |
考える時間をとり,自分の考えを,理由とともにノートにかくように指示する。 |
◎ |
自らの考えの根拠を示すことができたか。 |
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・ |
時間が経てば水温が上がるので,比例(一次関数)だと思う。 |
・ |
グラフはほぼ直線になっているので,比例(一次関数)だと思う。 |
・ |
グラフがガタガタになっているので,どれでもないと思う。 |
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● |
発表内容を板書する際に,結論と根拠を整理して板書するようにする。 |
◎ |
説明すべきことがらとその根拠を明らかにして説明することができたか。 |
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◇ |
比例と一次関数の式やグラフの特徴を復習し,比例と一次関数の違いを確認する。 |
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● |
比例は一次関数の特殊な場合であることを,式とグラフの両方から確認する。 |
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◇ |
課題を解決するためには,時間と水温の関係をどのように見たほうが解決しやすいかを考える。 |
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まとめ (5分) |
◇ |
課題における,時間と水温の関係は,グラフがほぼ直線になっていることから,一次関数とみることができることを確認する。 |
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● |
本時の結論とその根拠を整理して板書する。 |
◎ |
時間と水温の関係を,一次関数の関係とみることができたか。 |
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○ |
グラフから,85℃に上げるまでにかかる時間を調べるにはどうしたらよいかを問う。 |
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学習内容 |
学習活動(◇)と予想される生徒の回答(・) |
教師の支援(○)・留意点(●)・評価(◎) |
導入
(5分)
前時の復習と課題の設定 |
水の温度を85°に上げるためにかかる時間を調べよう。 |
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○ |
前時でかいた時間と水温の表とグラフを提示し,前時の結論とその根拠,および,本時の課題を確認する。 |
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展開1
(10分)
課題解決の構想を立てる |
◇ |
水が85℃に上がるまでにかかる時間を調べる方法を複数考える。 |
・ |
グラフをのばす。 |
・ |
時間と水温の関係を表す式をつくる。 |
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○ |
考える時間をとり,自分の考えをノートにかくように指示する。 |
● |
できるできないは考えずに,いろいろなアイデアを考えるように指示する。 |
◎ |
課題解決の構想を立てることができたか。 |
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● |
発表内容について,用いるもの(表,式,グラフ等)とその用い方を整理して板書する。 |
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展開2
(27分)
グラフから式を求める |
◇ |
一次関数のグラフから式を求める方法にはどのような方法があったかを復習する。 |
・ |
傾きと切片がわかるとき。 |
・ |
傾きと1点の座標がわかるとき。 |
・ |
2点の座標がわかるとき。 |
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○ |
教科書(p.57-59)を参照するように指示する。 |
● |
どのような方法があったかを振り返るだけに留めておく。 |
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◇ |
本時のグラフでは,どの方法で式を求めたいかを考える。 |
◇ |
自らの考えを,理由とともに発表する。 |
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○ |
考える時間をとり,自分の考えを,理由とともにノートにかくように指示する。 |
◎ |
自らの考えの根拠を示すことができたか。 |
● |
発表内容を板書する際に,結論と根拠を整理して板書するようにする。 |
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◇ |
他者の意見を聞いた上で,どの方法で式を求めるかを各自で決定し,式を求める。 |
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○ |
自分がやってみたいと思う方法で式を求めるように指示し,教科書(p.57-59)を参照しながら求めてもよいことを伝える。 |
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● |
異なる方法で求めている生徒がいれば,それぞれの方法で発表させるようにする。 |
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まとめ
(8分) |
◇ |
求めた式を用いて,水が85℃に上がるまでにかかる時間を求める。 |
◇ |
実際のデータと照らし合わせて,求めた答えやその求め方の有効性を検証する。 |
◇ |
学習の振り返りをかく。 |
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◎ |
求めた式を用いて,水が85℃に上がるまでにかかる時間を求めることができたか。 |
◎ |
課題解決のために数学を活用することの意義を感じることができたか。 |
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今回の実践は特別な教材の準備は必要なく,教科書に掲載されている教材を用いています。ただその教材を単に演習問題としてではなく,上述したような新しい視点から授業を行うことで,大変印象深い実践となりました。