1. |
PC教室でサーバーから一斉に起動して,全員が同じ条件でスタートラインに立ち実施することで,集中力を維持する。 |
2. |
得点は正解で1点プラス,不正解で1点マイナスとなり,常に画面上に得点表示される。また,間違えた場合は,その問題が解けるまで次の問題へは進めないよう設定してある。 |
3. |
出題される問題は,同レベルの問題をコンピュータが選び,自動的にランダムに出題する。生徒は常に隣の生徒と違う問題(同レベル)を解くという設定となっているため,隣の生徒の画面が気にならなくなる。その結果,自分のコンピュータの画面に集中できるというメリットがある。しかし,実際には同レベルの問題であるため,終了と同時に表示される結果を隣の生徒と比べて自己の評価や反省を行うことができる。 |
4. |
解答時間は3分(または5分間)で問題によって異なる設定とした。また,タイムアタック方式により,計算が早くて正確であれば,多くの問題にチャレンジして,高得点を取ることができる。制限時間が終了すると,画面には『終了』と大きな文字で表示され,同時にハイスコアと累積得点などが記録(保存)される。 |
5. |
各問題(章・節)には合格点を設定した。次の問題に進むためにはその得点をクリアしなければ進めない。 |
6. |
自分自身の学習の結果(成績)であるという意識を持たせるために,生徒一人一人にパスワードを設定し,ログイン認証させている。これによって,クラス・番号・氏名や過去の得点情報などがすべて記録されて確認できる。 |
7. |
すべての生徒の学習履歴(ハイスコアや累積得点など)を自動的にセンターサーバーに保存し,必要なものは画面表示させているので,苦手な部分の意識付けになるとともに,学習支援の資料として必要なときにいつでも取り出して活用することができる。 |
8. |
授業で使ったコンテンツを自宅でも活用できるよう,学校で学習した問題を家庭学習として復習できるようホームワーク用CD-ROMにパッケージして配布している。合格点が設定してあるため,定められた合格点が取れないと次のタイトルへは進めない。最初はなかなか得点できなかった生徒も,何度も挑戦するうちに,徐々に得点を伸ばすことができるようになっていった。また,問題の難易度を段階的に上げてあるので,生徒は地道に努力すれば合格できるようになっている。苦手意識が強く,点数が取れなかった生徒も,何度も挑戦し,順を追って学習を進めることで,スムーズに合格点が取れるようになっていく。このことで,苦手意識だけだった生徒にも,達成感と学習の積み上げによる意識の変化が見られた。 |