金光八尾中学校 亀井 秀則 |
8.学習活動
考察 金光八尾中学校の体験授業として小学6年生を中心にイメージラボ(1年)を使用した。中学校で学習する空間図形,平面図形についてイメージラボ(1年)を使い,小学生でもわかりやすく,楽しく学習できた。コンピューターの映像により視覚に訴え理解しやすかったと思われる。コンピューターを使うことにより子ども達の学習意欲が高まり,生き生きとした表情が印象的だった。 空間図形の学習で「ねじれの位置」の問題を解くのに時間がかかった。「ねじれの位置」を2本の棒を使って説明していたが,すぐに見つけ出せなかった。しかし,何度も繰り返し問題に取り組んでいる内に理解が深まってきたようだった。もう1つ,問題を解くのに時間がかかったことは,直線が限りなく伸びているということから,交わる2本の直線を見つける問題であった。つまずいていた子どもが正解を知ったときに「あっそうか」と知識を定着させていた。知っていることを発言したいという小学生が多いので,なるべく発問をするように心がけた。 「なぞのへやのなぞ」では,魔女達が問題を出し,それに答えていくことによって,平面と平面の関係,平面と直線の関係,直線と直線の関係を理解しているかを確認し,間違っていれば数回繰り返し,正しい知識を得るようになっている。一方通行になっているので,前に戻る機能がついていれば,さらに個人指導がしやすくなると思われる。 「折ると重なるまわすと重なる」では,何種類かの図形が右と左の宮殿に入っていくことにより,図形の性質を考えさせる導入としてよい例題である。最後の対称のゲームはルールがわかりにくいのであるが,線対称,点対称な図形(位置)を選ぶルールがわかれば,大変楽しく考えることができる。授業の最後,時間が少なかったので,もう少し対称のゲームに時間をとるよう工夫する必要があった。 |