時配 (分) |
学習内容と発問 |
学習活動 |
指導上の留意点(◇)と評価(◎) |
15 |
[課題提示] |
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次の面積になる正方形をかいてみよう。また1辺の長さを求めなさい。
1 cm2 | 2 cm2 | 4 cm2 | 5 cm2 |
8 cm2 | 9 cm2 | | |
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◇ | 正方形についてはグラフ黒板で確認していく。
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◎ |
課題に適合するような正方形をかこうと努力したか。 (関心・意欲) また,かくことが出来たか。(表現・技能) |
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20 |
[課題解決]
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○ |
2乗して2,5,8になる数を電卓を用いて確認していく。
1.414・・・
2.236・・・
2.824・・・
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◇ | キーは使わせない。
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◎ | 電卓により確認し,もうこれ以上簡単には表現できないことがわかる。 (数学的考え方) |
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・ | 今までと違う小数が現れた。そこで2乗して5になる数をつくった。それがである。 |
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○ | 近似値を実際に求めていく過程の中で,今まで活用していた小数との違いに気づく。 |
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◎ | 得られた数を平方してもとの数が得られるとは限らないことを理解する。 (数学的考え方) |
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・ | 式で考えるとx2 = a を解くことである。 |
・ | 定義:x2 = a となるときx をa の平方根という。 |
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5 |
[適応]
x2 = □ 4,9,5
[まとめ]
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・ | 25の平方根は,+5と−5である。 |
・ | 5の平方根は,+と−である。 |
・ | 2乗になっていない数についてを用いる。 |
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10 |
[問題演習]
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時配 (分) |
学習内容と発問 |
学習活動 |
指導上の留意点(◇)と評価(◎) |
5 |
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・ | x2 =a となるとき,x をa の平方根という。 |
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10 |
[課題提示1]
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◎ | 定義を把握し,定義にしたがって平方根を求められる。 (知識・理解) |
◇ | 机間指導を行って,答え合わせをする。 |
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○ | 答え合わせを通して,平方根にはそれぞれ正負の2数があることをつかむ。 |
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◎ | 平方根には正負の2数があることをつかめたか。 (知識・理解) |
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[概念の定着化]
・ | 平方根を求めるには,面積がa の正方形の1辺の長さx を求めるとすると考えやすい。 |
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○ | 平方根を求めるには,a を正方形の面積,x をその1辺の長さとすると考えやすいことを理解する。 |
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20 |
[課題提示2]
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○ | 面積がそれぞれ2,5の正方形をかき,長さを測る。 |
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◎ | 面積2と面積5の正方形をかくことができたか。 (興味・関心,技能) |
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◇ | 作図ができた生徒には,平方してみるよう指導する。 |
◇ | , は存在はするが,正確に測れないことを確認する。 |
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5 |
[まとめ]
・ | 平方数ではない平方根は,を使って表す。 |
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○ | 平方数ではない数の平方根はを使って表現することを理解する。 |
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10 |
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○ | まとめの問題を行い,平方数とそれ以外の数の平方根を表現する。 |
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○ |
2年生の授業では,2学級を3つに分けたため,コースごとの人数差が大きく,当初1学期間で変更予定だったが,単元ごとに変更しなくてはならなくなってしまった。1コースが1学級以上の人数になってしまい,少人数とは呼べなくなってしまったコースがでてきたからである。単元に入る前に,単元の基礎的な内容について学習確認を行ってからコース希望をとったせいか,自分の実力よりも下位のコースを選ぶ生徒などが多かったが,次のコース分けではその目安が理解され,人数もGコースやTコースに集まるようになった。
生徒の実力を上げるため,2年生では,Oコースの人数を減らし,個別学習を中心に進め,苦手意識を減らしていけるように配慮できたのがとても良かった。コースの下位基準がはっきりしているため,生徒も質問しやすく,わからないところを進んで聞けるようになってきた。
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○ |
3年生での取り組みは,1学級を3つに分けたため,どのコースとも最大15名を越えることなく,生徒たちのひとり一人にかけられる時間数も増え,内容の定着は前年度以上にはかられたと考えている。3つそれぞれのコースにおいて,目標が1つに決まっており,コースごとに内容の定着や,発展課題に取り組むことができたので,全体としては力が付いたと考えている。ただし,単元によって従来の学習スタイルで取り組むとか比較することができないため,データとしての裏付けは取れないでいる。
G・T・Oのそれぞれのコースが自分が希望したコースであることもあって,当初考えていた差別感などもあまりなく,j授業を進めることができた。平方根の学習では,導入についても3つのコースそれぞれの実態に応じた内容で取り組み,電卓を使用しての展開や面積図による導入など工夫が見られた。授業内の机間指導を中心に個別指導を行って,ひとり一人の生徒の力を高め,個に応じた学習課題を与えることにより,意欲を高めることができたと考えている。
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○ |
同一のプリントを使用しての同時授業形態で進度を一定にし,いつでもコース替えに応えることができるように配慮したことは,とても良かった。ノート整理においても,板書に要点をまとめ,視覚的なノート作りを指導していった。また,見れば復習のできるノートを作成するために,模範となるノートを紹介したり,プリントで指示をしたりした。
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○ |
教材の精選を考えることはもとより,その内容をどう理解させ発展していくかということを目標にしてきたが,基礎・基本の定着が浅いために,どうしてもドリル的な内容で時間をとってしまわざるをえなかったことが課題として残っている。
さらに,同一のプリントの作成や,プリント終了後の演習時間の設定,評価についてなどコースによって難しい面があり,進度をそろえての授業実践などかなり無理をした単元があったのも事実である。また,この形態にすることは教員の持ち時間数を増やすという学校運営面での問題も残っている。
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○ |
生徒がいかに,課題意識を持って参加することができるか。そして,それがいかに継続していけるか。そのことが今回の少人数,習熟度別学習につながると考え,実践に踏み切ったが,そのことに大きく影響を与えるのが,教師側の授業に対する思い,そして授業スタイルの確立である。それは,生徒側も授業への参加の仕方がわかるものでなくてはならない。それと同時に,生徒理解も学習構造を作る上で,不可欠なものである。入れ替え確認を単元ごとに行う,という原則で進めていった結果,生徒の様々な側面を発見できると同時に,教科部会の充実にもつながっていった。
教師自身も気軽に授業を見せ合うことができる雰囲気も作られてきたと確信している。教師自身の力量を高めることも含め,今回の授業実践を学校全体として今後も取り組んでいきたい。
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