学 習 活 動 |
指導上の留意点・評価 |
1. |
合同の意味を実物を使って確認する。
[課題] 封筒の中に三角形が入っています。これと合同な三角形をコンパス,定規分度器を用いてかいてみよう。
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◇ | 合同の意味を確認することで本時の課題を把握しやすくする。 |
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2. |
合同な三角形をかくには,どんな条件が必要か考える。
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◇ | 鈍角三角形を使うことで,次時の学習を理解しやすくする。 A |
◇ | 必要な条件を選択させることにより,三角形をかく手順の見通しをもたせる。 |
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3. |
6枚のカードから3枚を選ぶ。
☆ |
選んだカードの裏に書かれた値をワークシートに書き写す。 B |
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◇ | 6枚のカードから,3枚より少ない場合はかけないことをおさえておく。 |
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・ | 辺ABと辺BCと辺CA |
・ | Aと辺ABと辺AC |
など |
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◇ | ワークシートを準備し,課題に取り組みやすくする。 |
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4. |
選んだ条件で合同な三角形をかく。 〈予想される生徒の反応〉
☆ |
3つの合同条件にあてはまるものをそれぞれ選ぶ。 |
☆ |
3つの角を選ぶが,図形の大きさが定まらずできない。 |
☆ |
2辺とその間でない角を選ぶが,2種類の三角形ができる。 |
☆ |
1辺とその両端でない角を2つ選び計算によって残りの角を求めてかく。 |
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◇ | 生徒がどの条件を選んだかメモし,発表の場に生かす。(T1) |
◇ |
全員が作図を完成し,「できた」という成就感を味わわせるように,時間や助言を工夫する。(T2)
〈例〉
・ | 定規,コンパス,分度器の使い方を教える。 |
・ | かけない条件を選んだ生徒には,3つ目の条件に必要な条件は何かをいわせる。 C |
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5. |
封筒の中の三角形と自分のかいた三角形を重ね合わせ,合同であるか確認する。 |
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6. |
かき方を発表する。
☆ |
3辺を選んだ生徒の発表 |
☆ |
2辺とその間の角を選んだ生徒の発表 |
☆ |
1辺とその両端の角を選んだ生徒の発表 |
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◇ |
3つの三角形の合同条件にまとめるため,事前に調べておいた生徒の選んだ条件をもとに,意図的に指名する。 D |
◇ |
辺と角の位置関係に着目させることで,たくさんあるパターンをまとめる。 |
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7. |
次時に行う学習内容を確認する。
☆ |
選んだ条件では三角形をかくことができなかった例について考える。
・ | 2辺とその間ではない角 |
・ | 1辺とその両端ではない角 |
など |
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