1) | グループごとに,箱,ひも,定規を使って,A,Gを結ぶ最も短い長さを考え,それを実測する。
※図1のように3通りに集約される。 |
2) | 測った方法とその長さをプリントの図に書き込み,発表し合う。
「 | ひもをずらしていって,この位置になると,いちばん短くなるけど」 |
「 | だいたい位置はわかるけど,すっきりしない」 |
点Cにかけるよりも辺BCまたは辺CDにかけたほうが短くなることがわかり,もっとも短くなる位置もおよそわかる。どの位置にかければよいかをはっきりさせることが生徒のなかの次の課題となる。 |
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3) | 話し合いを通して,辺BC,辺CDのどの位置にひもをかけるとよいかを課題として考え,その調べ方をグループごとに話し合う。 |
4) |
箱を解体し,展開図に開いて調べることに気づく。
※ | カッターナイフ,はさみを使い,各グループで自由に展開する |
展開図に気づいたとたん,先を争うように立体を解体する。しかし,図2のような展開はできず,ほとんどの生徒は,早く調べたいあまり,切り込みが多すぎ,頂点の位置があいまいになりやすい。 |
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5) | 箱の展開図に直線を書き入れ,AGの長さを実測し,授業のまとめをする。
AGの長さは2通り考えられる。それぞれを実測し,もっとも短い場合を考えさせる。 |
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箱に,頂点の記号を書き入れさせてから展開させたほうが,展開とその後の考察が容易に進められやすいと考えられる。しかし,試行錯誤の操作から,図形の操作,対応をつかむことができるとすると,ある程度自由に展開させてもよいと考える。 |
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