体積

体積は,3次元(縦,横,高さの方向)に広がりをもつ,空間領域の大きさの程度を表す量です。
第1学年から,水などの「かさ」について学習してきているので,第5学年上巻p.17では,「かさのことを体積といいます。」と定義しています。
体積の測定の場合は,これまでの長さや面積の測定と同じ考え方をしていきます。下の例は,直方体と立方体とを,重ね合わせてくらべてみようとくふうしている場面です。

上のように直接比較することから発展させ,単位の必要性を感じさせる場を構成していきます。体積の公式の指導にあたっては,これを形式的に覚えさせるのではなく,面積の場面を想起させながら,その意味をよく考えさせていくことが大切です。