加法と減法の相互関係

1. 子どもが8人遊んでいました。
そこへ,6人やってきました。
子どもは何人になりましたか。
2. 子どもが14人遊んでいました。
そのうち,6人が帰りました。
子どもは何人になりましたか

1.の問題は,8+6=14という増加(加法)の場面になります。2.の問題は,14-6=8という求残(減法)の場面になります。これらの2つの場面は,互いに逆の関係になっています。
図(テープ図)で表すと,下の図のようになり,aとbがわかっていて,cを求めるのが加法で,cとbがわかっていて,aを求めるのが減法です。

第2学年では,第1学年での加法や減法の学習を踏まえて,このような加法と減法の相互関係の理解を深めることが大切です。
このような相互関係に着目することによって,減法の計算の確かめを加法で行うことができます。

また,相互関係の理解をより深めるために,次のようないわゆる逆思考の文章題を第2学年で取り扱っています。

さらに,問題文と図と式の相互関係の理解を深める問題も第2学年で取り扱っています。