求大・求小

上の問題は,5個に3個加えたらよいという増加の問題のように思われますが,そうではありません。大小2つの数量があって,その小さい方の数量(たいきさんの数)と,大きい方の数量(みさきさんの数)との差(3個)がわかっていて,大きい方の数量を求める問題です。このような問題を求大といいます。
この問題では,本来の意味は,芽の数の違いが3個ということで,□-5=3という逆思考的な問題構造になっています。
一方,求小とは,下の問題のように,大小2つの数量があって,その大きい方の数量(たいきさんの数)と,大小の差(2個)がわかっていて,小さい方の数量(みさきさんの数)を求める問題のことです。

求大や求小の問題は場面を捉えることができれば難しくはありません。指導では実際の操作や図表現などを使って関係を把握させ,加法や減法で求められることを理解させるとよいでしょう。