| インターネット感覚でさんすうなんてらーく・楽 | |
兵庫県篠山町立大芋小学校 本田 毅 |
1.プロローグ 1年生の子どもたちは,入学以来10ヶ月近くが経過し,学校生活にも慣れ,毎日を楽しくいきいきと過ごしている。2学期からは,コンピュータを使っての学習にもチャレンジし,生活科や図工,そして算数の学習に活かしている。 あと数ヶ月で2年生になる子どもたちにとって,そろそろ1年間を振り返り,これまでの学習をいま一度復習する時期になってきた。そこで,今回は,算数の復習をコンピュータを用いて行うことにした。それもインターネット感覚で楽しく,活動していくことをねらっている。 2.教材観及びコンピュータ活用の視点 (1)単元名 1年 算数 「1ねんの おさらい」 (2)指 導 観
1年生のさんすうまとめのおさらいとして「1ねんの おさらい」がある。4つの領域,「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」という領域ごとの基本的な問題のおさらいである。 (3)コンピュータ活用の視点 今回,コンピュータを使って一年間の復習をしようとしたのは,次のようなメリットを見つけたからである。 1) 使用ソフトウェア『ねっとスクール』(志学社)
『ねっとスクール』は,ブラウザ(インターネットを見るソフト,IE4.0以上で動作可)の中で動作する学習ソフトウェアである。つまり,インターネット+「ねっとスクール」で算数の学習がいつでも手軽にできる。 2) まずは「ドリルモード」で学習しよう 「ドリルモード」は問題を自由に選択することができる。自分で学習したい問題や,小単元を選びながら学習することができる。また,問題の切り替えは,アイコンをマウスでクリックするだけで大変簡単。 3) 「テストモード」で全国ランキングに参加しよう
「テストモード」の時は,選んだ問題数だけランダムに出題され,100点満点で採点される。また,「ねっとスクール・ランキング」にメールを通して結果を送信すると,全国ランキングに参加することができる。 4) マウスだけで答えの入力が可能 1年生の子どもたちがコンピュータを活用する時の一番のネックは,キーボード。キーボードから必要な言葉や数字を見つけることに時間がかかってしまう。でも,マウスの操作は大変得意。 この「ねっとスクール」の答えの入力方法は,マウスで画面をクリックする方法が使えるので1年生の子どもたちにもらーくらく。 5) わからない時は「解説とヒント」を見ればOK
1年生の子どもたちは,さんすうの学習が大好きである。具体物を用いたり,あるいはプリントでの練習など,様々な学習方法を組み合わせることによって,より興味・関心を継続させることができる。 コンピュータの活用もその一つとして考え,必要な場面を見つけて利用させている。今回の「1ねんの おさらい」も,コンピュータと他の方法を組み合わせて,同時進行で学習を進める方法をとった。1年生の子どもたちも,コンピュータを使っての学習は大好きで,時間の経過するのも忘れて,おさらいをしていた。 1年生の子どもたちにとっては,コンピュータはもう,いつでも身近にあるごく普通の楽しい学習のツールのようである。
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