乗法の計算法則

この学年では,次のような性質や法則をかけ算のきまりとして理解できるようにします。

●乗数が1ずつ増減するとき,積が被乗数の大きさずつ増減すること
このきまりは,第2学年の九九づくりの発展として,下のように,九九の表を使って計算方法を考えさせる中で捉えさせるとよいでしょう。

●かけ算の交換や結合法則
a×b=b×aや(a×b)×c=a×(b×c)
についても,計算方法を考えたり,計算を確かめたりする中で理解できるようにすることが大切です。
例えば,a×b=b×aでは,下のように5×4の答えを交換法則を活用して見つけさせる中で,この法則を意識させるのです。

●分配法則
(a+b)×c=a×c+b×c については,下のように,12×4 の計算の仕方を考えさせる中で,この法則を意識させることが大切です。