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わずかな違いや変化に目を向けながら, 意図的に事象にかかわり続ける理科学習 |
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北海道教育大学附属札幌小学校 播磨 義幸 |
1.子どもが規則性に“迫っていく姿”の実現を目指して 子どもが実験を繰り返しながら規則性に“迫っていく姿”を実現したいと考えている。子どもの問題解決の過程を大切にしているからこそ,一度の実験で全てを理解させようとするのではなく“迫っていく姿”を目指すのである。「だとしたら…,こんなこともできるのではないか…。」という見通しをもち,違いや変化を意図的に操作しながら事象に繰り返しかかわる姿である。子どものそのような見通しを引き出しながら,操作しやすい単純な器具を使って実験に取り組ませるのである。 2.「もののあたたまり方」の実践を通して
このような見通しをもたせ,熱源の温度を変化させながら水の動きをとらえていくことで,その動きの要因が温度であることを確かなものにしていけると考えた。
3.実践を振り返って 本時は手を熱源にしてみる活動に取り組んだ。次時はコンロや氷を使っての活動に取り組んでいる。事象がとらえやすいだけに子どもは意欲的に活動に取り組む。一方で,子どもの問題意識を連続させ,より意図的に熱源の位置や温度を変化させていくような単元構成や授業展開の工夫が課題として挙げられた。どうにかして,指一本を試験管にあてながら,じっと中の様子に目を向ける子どもの姿を実現させたいものである…。 |
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