| もののとけ方 ☆ 星が生まれる!ふり積もる!?☆ | |
高砂市立阿弥陀小学校 高田 昌慶 |
1.はじめに ミョウバンを溶かした温水が冷えていくと,溶けきれなくなったミョウバンが結晶として再び姿を現すという実験が出てきます。その発展として,大きな結晶づくりが紹介されていましたが,誰でも簡単にできるというものではありませんでした。新教科書では,モールを使ったかざり作りに変更されています。 そこで,「水よう液を冷やすと,その温度ではとけることができない分が,つぶとなって現れる。」その点に絞って,再現性が高く,しかも感動的な美しさを楽しめるようにアレンジした実験を紹介します。使用する薬品は塩化アンモニウムで,結晶の形が星や雪のように美しいものとして知られています。 2.実験の進め方とコツ A,学校で実験する場合
B,家庭で再実験する場合
3.アレンジポイント
4.おわりに 小さな子どもには,「星の赤ちゃんが生まれてくるからよ〜く見ておいてね。」と言って集中してもらいます。また,水面直下に成長する結晶が,ちょうど逆さ向きの針葉樹のように見えるので,それを「ふるさとの森」と名づけ,「お星様がふるさとの森に帰っていって,元気をもらってまた落ちてくるんだよ。」などと言いながら,私自身もメルヘンを楽しんでいます。 女の子にはもちろん,男の子にも大歓迎される実験なので,ぜひトライしてみてください。塩化アンモニウムは,毒・劇物指定もなく,理科教材屋で簡単に手に入ります。 (500g1500円ぐらい) ☆子どもの感想から(美しさと結晶が上下することにびっくりした子が多かった)
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