本校の生徒の実力レベル
地方国立大学,私大(偏差値55の前後が混じっている状態,「説明は丁寧に」が基本)
<物理基礎>
例題の多い問題集を利用し,例題の重要性を認識させる。
<物理>
2年次にセンサー総合物理の剛体から利用する。力学終了後前に戻る場面も。
物理基礎における例題の重要性の認識から,次の段階を意識させるように誘導。
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「上下に重ねた2物体の問題」の例
(問題やページ番号はセンサー総合物理より)
① p.32の例題6,ABを重ね,下のBを力Fで引く。一体で動く時とAが滑る時。
② p.37の問題58,ABを重ね,上のAに初速度を与える。AがB上を滑りながら,やがて一体となり運動する。
③ (p.132の問題234,単純な合体)
p.135の問題247,ABを重ね,上のAに初速度を与えるとAがB上を滑りながら,やがて一体となり運動する。
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各問題の基本ポイント
①と② 物理基礎での「2物体の運動方程式」と,「摩擦力」の取り扱い。
③ 物理の「運動量保存の法則」。
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視点の追加 (ねらい:思考力を「センサーの実力問題のレベル」に引き上げること)
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指導の留意点(視点の多角化)
※物理での式の形について
物理の入口では,重い物(鉄球)と軽い物(羽)が,空気抵抗なしでは同時に落ちるという「日常の経験」の及ばない,まるで「感覚(経験)と真実(物理法則の基礎)とが脳内で戦うような場面」がある。
ここを,乗り越えさせるため,センサーの問題は「ステップが細かく分けられ,基本から応用まで,良く精選されている」と編纂の労苦を思いながら,その「センサーの力」を借り,熱意をもって感動的に説明を行う工夫をし,生徒に向き合っている。