数学トピックQ&A |
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ルートの記号 |
Q | はルート2と読みますが,このルートというのは,どんな道のことですか.だって,登山道にアルペンルートとか言うのがあるでしょう. |
A | あなたの言っているルートは路線とか経路を表す route のことです. √の表すルートは root で,(植物の)根,根元,根本,根源などの意味で,複数形 roots のルーツの意味に近い. 元々,方程式を満たす値のことを根(こん)と言っていましたが,現在は解と言っていますね. 「2は4の平方根である」を英語では Two is the square root of four と言います. |
Q | だから,√は root の r を変形して作った記号というわけですか. |
A | そのようです.平方根の計算は,古くからピタゴラスの定理や2次方程式の問題と関連して行われていましたが,表記の仕方は様々でした. √の記号が印刷で最初に現れたのは,ドイツの数学者ルドルフ(1499〜1545)の著書「代数」(1525)でした. 平方根(square root)の root はラテン語の radix(根)と関係があり,記号√は radix の頭文字 r からきていると言われています. その後,デカルトが√の上の部分を長くして,今日使われている記号になったと言われています. |