物事の見方・考え方の基礎を培う教育活動とは?
〜人や自然とのかかわりを通して学び・発表する〜
1.はじめに
今の子どもたちは,自分から進んで人や自然に働きかけることが少ないように思う。それは,都市や地方に限らず,便利で快適な暮らしが,そうさせている可能性がある。何でもボタン一つで答えの出る生活,苦労しなくても何でも手に入る生活は,人や自然とかかわる機会を奪い,子どもたちの好奇心を削いでいるようにも思える。インターネット検索で答えを出し,そのことで物事を理解しようとしたり,テレビやビデオなどを視聴し,そこで得た情報で物事を受け止めたり・・・これでは,ますます受動人間になり,主体性は育ちにくいであろう。夢を持ち,そのことに向かって主体的に生きていく人間を育てるには,苦労の伴う価値ある体験を通す必要がある。人の苦労・工夫・生き方に触れたり,自然の不思議さ・おもしろさ・追究する楽しさに触れたりする中で,情報処理のおおもととなる物事の見方・考え方の基礎を学ぶ教育活動を展開していくことが大切である。
2.物事の見方・考え方の基礎を培う教育活動とは
私は,小学生のころ東京の世田谷でよくセミ採りをした。7月初めにニイニイゼミ,その後ヒグラシ,7月下旬からアブラゼミ,ミンミンゼミ,8月中旬にツクツクボウシ,そして,ひと夏に1,2回,クマゼミが鳴くことを事実として理解していた。中学生の夏,林間学校で初めて信州に行ったとき,コエゾゼミと出会い「こんなセミがいるんだ」と心が震えるほど感動したことを覚えている。「所変われば品変わる」の原点であったように思う。図鑑でセミの種類を覚えることも大事だが,本物との出会いがどうしても必要である。
私は日本各地に分布するホシミスジという蝶を調べ,現在では台湾・中国・朝鮮半島・極東ロシアにまでその調査範囲が広がっている。生息する場所によって幼虫や成虫などの形態が違っていることに気付き始めている。最近ではDNA分析を共同研究者に行ってもらい,正に種とは何か?の核心部分に入っている。
学びの原点は,好奇心であると思う。物事についてなぜそうなっているのかの意味,そのことをどうしても知りたいと思う気持ちを子どもたちに培いたい。養老孟司先生の本に「昨日までまったく同じだと思っていた虫が,気がついてみると,別な種類なのである。昨日まではよく見ていなかっただけである。見方が変われば,世界が変わる。」と書かれてあった。そのくだりを読んだとき,目から鱗が落ちた。子どもに本物の自然や人と出会わせたい。本物の自然(真実の姿)・本物の人間(真剣に物事にかかわっている人)に出会うことで,物事の見方・考え方の基礎は培われ,子どもたちは,自分の夢をつかみ,その夢に向かって自己実現できる大人に成長していくものと考える。
3.人や自然とのかかわりを通して学び・発表する
本校の校区は主体的に生きる人や川・草原・畑・田んぼなどの自然に恵まれている。それらの人や自然を生かし,学年の発達段階を考慮し,総合的な学習の時間を以下のように設定し,粘り強く(苦労して)一つの物事に取り組み,主体的に物事の見方・考え方の基礎を学ぶようにしている。これらの活動を通して,自分が人や自然から学んだ内容をそのまま受け入れるのではなく,絶えず自分の頭の中でそれでいいのかと確かめ,よりよいまとめをし,発表・表現できる子どもを育てたいと考えている。
学年 |
活動名 |
内容 |
3年 |
畑で調べよう |
コンニャク,スイカ,畑の生き物などを調べ発表する |
4年 |
湯殿川の博士になろう |
魚,野鳥,水生昆虫,昆虫,プランクトン,化石,水質
植物,ゴミなどを調べ発表する |
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小比企焼きを作ろう |
湯殿川の粘土を使いお皿やホタルペンダントを作る
ホタルペンダントは,ホタルを見る会で子ども・保護者・地域の方々に配る |
5年 |
田んぼで発見! |
代掻き,田植え,合鴨農法,草取り,稲刈り,脱穀などの稲作を体験し,米,田の生き物などを調べ発表する |
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箏・三味線 |
さくらさくらを練習し,箏・三味線のアンサンブルを発表する |
6年 |
和太鼓 |
運動会で豊年太鼓を発表する 5年に太鼓の引き継ぎ会をする |
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名人に学ぶ |
専業農家,お菓子屋,花屋,駐在,本校教師,ロックアーチストなどに生き方を学び発表する |
ここでは,4年の総合的な学習「湯殿川の博士になろう」を中心に物事の見方・考え方の基礎を培う教育活動の実践報告をし,他の活動は画像中心の紹介程度に止めたいと思う。
4.4年「湯殿川の博士になろう」(小比企焼きを作ろう)の実践
活動計画(110時間)平成17年度を例示
月 |
単元名 |
学習活動 |
時数 |
評価 |
4 |
「湯殿川の博士になろう」 |
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12 |
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川へ行き,実際に中に入る体験を通して,湯殿川に関心を持ち,課題を見つける。 |
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・ |
川に関心を持ち。課題を見つけることができたか。 |
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5 |
「湯殿川の博士になろう」 |
・ |
ゲストティーチャー(S先生)の話を聞く。(湯殿川の魚昔と今について) |
・ |
地域の人に昔の湯殿川についてインタビューする。 |
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3 |
・ |
湯殿川の昔と今について理解することができたか。 |
・ |
関心を持って話を聞くことができたか。 |
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「鳥になってみよう」 |
・ |
環境学習リーダーの先生に空から見た川の写真を見せてもらったり昔の湯殿川についての話を聞いたりする。 |
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3 |
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6 |
「湯殿川の博士になろう」 |
植物,昆虫,生き物,魚,鳥,川の水,ゴミ,プランクトンの各グループに分かれ,調べる。 |
12 |
・ |
グループの友だちやゲストティーチャー,地域の人とかかわり合いながら学習できたか。 |
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7 |
「湯殿川の野鳥」 |
・ |
ゲストティーチャー(H先生)の話を聞く。(湯殿川で見ることのできる野鳥について) |
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3 |
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夏休み中の湯殿川での体験学習(希望者) |
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9 |
「小比企焼きを作ろう」 |
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粘土ですずを作る。 |
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小比企の土を湯殿川沿いのシルト層で採取し,乾燥させる。 |
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ざるでこし,水を加えて小比企の粘土を作る。 |
・ |
小比企の粘土に信楽の土を混ぜ,よく練りながらお皿やホタルのペンダントを作る。 |
・ |
素焼きの後,塗料を塗り,焼き上げる。 |
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10 |
・ |
焼き物の作り方を理解し,意欲的に作品を制作することができたか。 |
・ |
小比企の土から粘土ができるまで根気強く取り組むことができたか。 |
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「湯殿川の博士になろう」 |
・ |
浅川と湯殿川の合流地点見学(長沼駅から徒歩で行く。) |
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5 |
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10 |
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・ |
川へ入り,春・夏と比べて川の様子がどのように変わったか調べる。 |
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12 |
・ |
秋の川の様子を観察し,春・夏との違いに気づくことができたか。 |
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11 |
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環境学習リーダーのモンゴルでの植林に話を聞く。 |
2 |
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12 |
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「湯殿川清掃」
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5 |
・ |
地域や保護者とかかわり合いながら取り組むことができたか。 |
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1 |
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・ |
「湯殿川の博士になろう」発表会の計画・準備をする。 |
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14 |
・ |
友だちと協力し,グループ・全体発表の準備・練習ができたか。 |
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5 |
・ |
野鳥に関心を持ちながら観察することができたか。 |
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4 |
・ |
3年生に一年間調べた内容を自分なり・グループなりにまとめて発表できたか。 |
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・ |
調べてきたことを整理する。標本,実物,本,人に聞く,インターネットなどでまとめる。(4月から2月) |
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20 |
・ |
その都度,調べたことを整理したり,軌道修正したり,まとめたりできたか。 |
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この110時間で一番大事なことは,自然体験(文化体験でも同じ)という入口を通して,様々なことを頭で思い巡らし,よりよい出口を見つけ出そうと知恵を絞り出す行為をしているかどうかである。換言すれば,自分なりの結論を期待するのであるが,その結論を期待通りに受け入れていいのかどうかを,絶えず自分の頭の中で確かめる(感じ取る)力,心を働かせているかどうかである。この力や心が働いていなければ,どんなに調べ学習や発表の仕方のスキルが身に付いたり,友だち(グループ)と協力が出来たりしても,その価値は低い。なぜなら,主体的な学びを続けていく根っ子の部分がなければ,自分の夢,自己実現はあり得ないからである。
実践報告
4月15日,子どもたちは初めて湯殿川に入る。始めはおっかなびっくり,緊張して川に入っていったが,すぐに慣れて,調べたいことを見つける子どもが出てきた。ヘビトンボの幼虫をアミですくい感動する子ども,植物に関心を示す子ども,魚の採り方を考える子ども,冷たい水の感触を肌で感じている子ども,皆思い思いの第1回目の湯殿川を楽しんだ。
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4月15日 おっかなびっくり初体験 |
ヘビトンボの幼虫を発見!! |
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4月15日 植物に関心を示す |
ドジョウを採集し魚の採り方に関心を持つ |
5月10日,「湯殿川の魚,昔と今」という話をしていただく。50年前,小学生で湯殿川でたくさん魚採りをして遊んだS先生をゲストティーチャーに迎え,1時間話を聞く。子どもたちは,漁具,魚の採り方,昔たくさんいた魚,今はいなくなった魚の話を真剣に聞き,「魚が減ったわけなど」たくさん質問が出された。次回の湯殿川へはS先生も来てくださることになった。
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5月10日 魚の採り方の説明 |
S先生に質問する子どもたち |
6月10日,子どもたちは,川(ゴミと水質調査)・植物・鳥・昆虫と水辺の生き物・魚の5つのグループに分かれてそれぞれ専門の先生について湯殿川調べを行った。2回目なので,子どもたちの興味・関心は高まっており,目的意識を持って川に入っていった。
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6月10日 課題意識を持って
川に入る子どもたち |
環境学習リーダーに教えてもらい
水質検査をする子ども |
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6月10日 ハグロトンボのヤゴを見つける子ども |
S先生に魚の採り方や名前を教えていただく |
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6月10日 オニヤンマのヤゴを見つけて
大喜びの子ども |
魚の採り方を教わり,
シマドジョウの稚魚を見つけた子ども |
10月19日,3回目の湯殿川である。4月当初,どのような学習が展開できるか教職員も不安であったが,川に入って考えるという流れで学習をスタートさせた。環境学習リーダー(水質・植物・鳥)や魚・昆虫に詳しい教職員,ゲストティーチャーの支援で,子どもたちは,課題意識を持ち,その子なりに学習を展開できるようになっていった。9月の浅川と湯殿川の合流点での学習で,子どもたちは,川に親しむという自然な姿が見られ,それ以後,教職員の不安は解消されていった。子どもが湯殿川で見せる姿は,30年前の子どもと同じように見えた。
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10月19日 環境学習リーダー
魚のS先生と川に行く前にあいさつ |
大きく育ったクチボソを
アミで採集した子ども |
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教えてもらい,足でアミの方へ
魚を追い込む採り方に慣れた子ども |
アカバナなど植物を調べる子ども |
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水質検査の結果を見る子ども |
川沿いのセイタカアワダチソウで蜜を吸う
ツマグロヒョウモンを見る子ども |
10月19日の川の学習を受け,社会科で「汚れた水をきれいにするのはプランクトン」と知識を得ている子どもたちが,水再生センターに行ったときのことに触れておきたい。これは,自然認識を深めた事例として特筆できる。プランクトングループのメンバーを,教員と保護者が引率し,実際に見学に行った。下水をプランクトンできれいにする場所をこの目で見,子どもたちは感動した。また,自分たちが湯殿川で採取した水の中にいたプランクトンを顕微鏡で見せてもらい,「やっぱりそうだったのか」と興奮した。まさに,「どうして川がきれいになるのだろう」「そうか,プランクトンがよごれた泥をたべてくれるんだ」という自然認識が深まった瞬間である。そのとき,プランクトンメンバーは,「人間は病気になると医者に行ったり,薬を飲んだりするけど,一番大事なのは治そうという気持ちだと思う。湯殿川も自分で水をきれいにしようとがんばっているかもしれない。ぼくたちが川のゴミ拾いをするのは,お医者さんやお薬の役目だと思う。」と自然をいとおしく思う気持ちを吐露していた。学びの根っ子部分が育成された瞬間である。
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12月15日 湯殿川の水を採取 |
12月19日 水再生センターの顕微鏡で
プランクトンを見る |
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FAXで水再生センターに送った
子どものプランクトンの質問 |
水再生センターの顕微鏡で
見せていただいた湯殿川のプランクトン |
1月31日,お世話になった環境学習リーダーや地域の方々をお迎えし,交流給食会を行った。そのあと,「湯殿川の博士になろう」発表会を体育館でポスターセッション形式で行った。
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環境学習リーダーとの交流給食会 |
湯殿川の博士になろう 全体発表 |
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1月31日 プランクトングループが
3年生,保護者・地域に発表 |
お世話になった環境学習リーダーや
地域の方々に感謝の気持ちを表す4年生 |
最後に,プランクトングループの子どもの振り返りカードの一部に触れて,4年生の実践報告を終わりにする。
調べていてよかったなと思ったこと
・ |
湯どの川に「ツリガネムシ」そのほかにもいっぱいプランクトンがいました。とてもたのしいプランクトンもいてびっくりしました。 |
・ |
プランクトンが,川のよごれをたべることがわかった。 |
考察
子どもの好奇心をくすぐるためには,支援者が深く教え込んではいけないことが分かった。子どもへのかかわりは,基本的には一緒について行き,質問されたら,少し教えるということである。要は,子どもが調べたくなってきたかどうかを状況判断し,必要に応じて共に考えるということが重要と分かった。このかかわり方は,平成17年度以降,環境学習リーダーやカワセミ会の方々と実践を積み重ねる度に確信を得ることとなった。子どもの興味関心は,最初から最後までカメやアメンボで通す場合もあるし,化石から橋の歴史に転移する子どももいる。どんなケースであっても根っ子の自然体験は,湯殿川である。化石を調べていた子どもが祖父から湯殿川にかかる橋の話を聞き,渡し船などの橋の歴史に転移したのである。また,アメンボが石の上に止まっていることを実際に見て発表会で自身たっぷりに報告している子どももいた。いずれも生きる根っ子が育っている証と言える。いわゆる通り一遍の調べ学習,インターネット学習に終わっていないことが実証された。カワセミ会の方から,子どもが「何であのカラスは集団から離れているの。」と聞かれ,「カラスの種類が違うんだよ。」と教えたことに触れ,由井第三小学校の子どもたちは,主体的な学びが身に付いていると評価して戴いている。他の学年もこの4年生同様に,自然体験,文化体験を通して,生きることの価値の根っ子部分を確実に身に付けてくれているものと確信している。他の学年の実践報告を簡単に画像中心に行いたい。
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アメンボを 1 年間調べた子どもグループの本から |
5.他の学年の実践報告
1年 生活科 虫さがし
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草原で虫をさがそう |
虫をさがす子ども |
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虫を見つけている子ども |
トノサマバッタを手で持つ子ども |
ツマグロヒョウモンを
つかまえた子ども |
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ウスバキトンボを
手で持つ子ども |
虫かごの中に入れた
シデムシを見る子ども |
ルーペで
小さな虫を見ている子ども |
2年 生活科 生きものとともだち
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児童学習用水田で生きものをさがす子ども |
虫かごに見つけた生きものを入れる子ども |
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ホトケドジョウのつかまえ方を教わる子ども |
てのひらにのせたホトケドジョウ |
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コオニヤンマを手に止まらせる子ども |
アマガエルを持つ子ども |
3年 総合的な学習 畑で調べよう
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畑で野菜の草取りをしたあと
自分の課題で野菜や虫など
調べたいことを見つけている |
エンマコオロギの幼虫をつかまえる子ども |
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トマト,ナスの葉を食べる
オオニジュウヤホシテントウに興味を持つ子ども |
ショウリョウバッタの幼虫を持つ子ども |
5年 総合的な学習 田んぼで発見
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児童学習用水田で地域の水田協力者と協働で稲作を行いながら,田んぼの生き物など自分で 調べたい課題を見つけ,調べ学習を行っている。サワガニを見つけた子ども |
6年 総合的な学習 名人に学ぶ
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縄文土器を調べるおもしろさや
バンドを組んでのギター演奏の楽しさを学ぶ子ども |
地域の人生経験豊かな人から学んだことを
自分に生き方につなげ5年,保護者,地域に発表 |
5年 総合的な学習 箏・三味線
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地域の先生に三味線を教わる子ども |
三味線・箏の発表会 |
6年 総合的な学習 豊年太鼓
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地域の先生に豊年太鼓を教わる子ども |
運動会で豊年太鼓を披露する子ども |
6.まとめ
本校では,総合的な学習の時間を「夢大地」と名付けている。もとより教育を行う人的・物的環境そのものを夢大地と呼んでいる。本校の特色は,この夢大地で3年は「畑で調べよう」,4年は「湯殿川の博士になろう,小比企焼き」,5年は「田んぼで発見,箏・三味線」,6年は「名人に学ぶ」に取り組んでいる。中でも4年は,総合の110時間すべてを自然体験(焼き物を含む)に当てている。特に1年間の総決算としての「夢大地引継発表会」は,子どもたちの成長を評価し合える場として機能してきている。6年は5年に,5年は4年に,4年は3年に,3年は2年に1年間調べてきたことを1つ下の学年・保護者・地域やお世話になった人に発表する。どの子どもも1年間根気強く調べてきたことが自信となり,発表会は充実し,十分満足感を持って終えることができている。また,先輩の発表を聞いて,つぎは自分たちの番だと思える環境も整い,進路指導にもなっている。夢大地の中で自然や人とかかわった子どもたち一人一人の根っ子の部分が大きく育ち,人生哲学を持って生きてくれることを願ってやまない。最後に4・5・6年がこの夢大地の学習をどう評価しているかに触れ,結語としたい。平成19年度の4,5,6年生186名にアンケートしてまとめたものが下の表である。
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たくさんがんばった
(たくさん役に立つ) |
がんばった
(役に立つ) |
あまりがんばれなかった
(あまり役に立たない) |
A |
夢大地の体験学習,調べる・発表の準備をする・発表するで頑張りましたか。 |
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35% |
61% |
4% |
B |
夢大地の学習が大人になっていく自分に役立ちますか。 |
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25% |
65% |
10% |
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Aでたくさんがんばった子どもの記述例 複数の子どもの記述を含む
4年湯殿川の博士になろう アメンボの体の事 アメンボの動きの事 アメンボの本を作った事 アメンボの生活 発表に向けての練習 発表の時の説明している時
5年田んぼで発見! ペープサートを作る時間と調べる時間が長くて練習する時間を少なくしてしまい発表が大へんだった(3年畑で調べよう ナスを育てたけどかれてしまって調べるのがとっても大変だった。4年湯殿川の博士になろう プランクトンがぜんぜんみつからなくてたいへんだった。しかも二人だったので一番がんばった。注:この子は3,4年も振返ってたくさんがんばったことを記述)
6年名人に学ぶ 聞いている人にもわかりやすく発表する。調べたことと,自分の思いを書く。本番にかなりその場でアドリブを使った。質問をさせた。大きい声で発表できた。いろいろな人から話を聞き,しっかりまとめ,発表でもミスをしなかった。
Bでたくさん役に立つと答えた子どもの記述例 複数の子どもの記述を含む
4年湯殿川の博士になろう 大人になっていく時にゴミの事とかを思い出したらすてたりしないと思ったから。生き物のことがよくわかっていれば,子どもとかにおしえてあげられるから。大きくなって,いろんな仕事をするから。大きくなって,学校で習った事をいかせるから。大人になってもいろいろな人と話すことができる。
5年田んぼで発見! 現在では食糧じきゅう率が低く,いずれ,各家庭で育てることになるかもしれないから。それに生物を観察・育成することで,気持ちの良心を増やす,がまんづよくなるという点でも役立つと思う。
6年名人に学ぶ 地域の人から自分の小学生のころを聞いて,たくさん学べたから。色々話を聞いたりしたら,将来の夢が変わったから。「湯どの川・・・」は自然のことをよく知れた。(「田んぼで発見」も同じ)「名人に学ぼう」は自分の将来のことをよく考えられた。こういう経験はあまりできないからいい。たぶん将来に役立つであろう。(注:この子も4,5年を振返っている)
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