(2) | 単元(小単元)のねらいに即した課題の発見と設定
課題解決学習を行うにあたり重要視しなければならないことの1つは「自分で課題を見つける」ことであるが、単元(小単元)のねらいに即した課題を設定できる生徒は多くない。ややもすれば、ねらいから大きく逸脱したものや、短絡的な課題になってしまう可能性がある。その解決手段として2つの方法を試みた。
ア | . 「単元(小単元)の項目(目的)の確認」
・ | 最初に教科書を使い、単元の項目(目的)をリストアップする。これにより、生徒が課題を設定する際の基準線が位置づけられる。 |
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イ | . 「仮テーマの作成」
・ | 課題設定を最初から本テーマの設定とせず、仮テーマとして設定をする。仮テーマが決定した班からテーマの板書をし、クラス内である程度調整してテーマのばらつきをはかる。 |
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ウ | . 「仮テーマの修正とテーマ決定」
・ | 設定した課題の目的を明確にしたのち、そのテーマをさらにふさわしいテーマとすることができる。また、発表をする際に、「聞き手側の興味を引くようなテーマ」になるようにアドバイスをすることで、本学習の充実をはかる。 |
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