●図形の性質と証明No.6

 【2】特別な平行四辺形 

    四角形の進化(?)の様子    
   

〔定義〕
(     )が等しい四角形を
長方形という。
(     )が等しい四角形を
ひし形という。
(                 )
四角形を正方形という。

長方形ABCDにおいて
定義から
    (    )=(    )
    (    )=(    )
2組の対角がそれぞれ等しいから
長方形ABCDは平行四辺形である。
ひし形ABCDにおいて
定義から
    (    )=(    )
    (    )=(    )
2組の対辺がそれぞれ等しいから
ひし形ABCDは平行四辺形である。
まとめ    長方形やひし形や正方形は平行四辺形の仲間である。


長方形やひし形の対角線の性質を調べます。
〔長方形の対角線の性質〕長方形の対角線は(それぞれの中点で交わり)等しい。
〔証明〕長方形ABCDの対角線ACとDBをひく。
△ABCと△(     )において


長方形の定義から ∠ABC=∠(     )(=90 °) ・・・[1]
長方形は平行四辺形だから対辺がそれぞれ等しいから
  (     )=(     ) ・・・[2]
   また (            ) ・・・[3]
[1],[2],[3]より(                           )から
  △ABC≡△(     )    
 したがって AC=DB    

〔ひし形の対角線の性質〕ひし形の対角線は(それぞれの中点で)垂直に交わる。
〔証明〕ひし形ABCDの対角線AC,BDの交点をOとする。
△ABOと△(     )において


ひし形の定義から (   )=(   ) ・・・[1]
ひし形は平行四辺形だから
対角線はそれぞれの中点で交わるから
  (     )=(     ) ・・・[2]
   また (            ) ・・・[3]
[1],[2],[3]より(                           )から
  △ABO≡△(     )    
したがって ∠AOB=∠(     ) ・・・[4]  
また ∠AOB+∠(     )=180° ・・・[5]  
[4],[5]より∠AOB=∠(     )=90°
したがって AC  BD

〔別証明〕△ABDに注目して,
定理『二等辺三角形の頂角の二等分線は底辺を垂直に二等分する』を用いる。


BACK