第2学年では,加法や減法について成り立つ簡単な性質を扱います。その性質とは,計算法則としての加法の「交換法則」や「結合法則」にあたるものが中心です。また,加法と減法の相互関係なども性質とみられます。
加法の交換法則は具体的な場面に即して理解させ,次のようにまとめています。
加法の結合法則についても具体的な場面で理解させ,次のようにまとめています。
このような,計算に関して成り立つ性質は「覚えるもの」ではなく「活用するもの」という観点で取り扱うことが大切です。加法の交換法則については,計算の確かめで用いることができます。また,加法の結合法則は,計算の仕方を考えるときに使ってきた性質です。