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啓林館は、ノーベル賞受賞者で弊社理科教科書著者でもある大隅良典先生が設立された財団によるイベント「第2回 小中高生と最先端研究者とのふれ合いの集い ~科学のおもしろさを体験しよう~」開催にあたり、協賛団体幹事として参加しました。
当日は、大隅先生、及び三浦正幸先生によるご講演のほか、大隅先生による酵母のオートファジック
当日は、大隅先生、及び三浦正幸先生によるご講演のほか、大隅先生による酵母のオートファジック
ボディのライブ解説、会場の子どもさんたちからの質問コーナー、講演で紹介された生物の観察会など、多彩な内容がありました。また、当社を含む12の協賛団体による科学体験ブースでも、多くの子どもさんや保護者の方に楽しんでいただきました。
以下、簡単ですが、当日の様子をレポートします。
以下、簡単ですが、当日の様子をレポートします。
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当日は、大隅先生のノーベル賞メダル公式レプリカがステージに展示されました。
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東京大学大学院薬学系研究科教授で、大隅基礎科学創成財団評議員の三浦正幸先生が、「無駄のススメ~体から細胞が失われることの大事な役目~」というタイトルで講演されました。
生物の体ができていく過程で、たくさんの細胞が計画的に失われる現象(「プログラム細胞死」とよばれる現象)について、昆虫がさなぎから成虫になるときや、鳥の足の形ができていくときなどの様子を例に、さまざまな画像を使って、わかりやすく解説されました。
生物の体ができていく過程で、たくさんの細胞が計画的に失われる現象(「プログラム細胞死」とよばれる現象)について、昆虫がさなぎから成虫になるときや、鳥の足の形ができていくときなどの様子を例に、さまざまな画像を使って、わかりやすく解説されました。
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三浦正幸先生によるご講演。身近な生物の例を挙げて、ビジュアルに解説されました。
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大隅先生は、「小さな観察から始まったオートファジー研究」というタイトルで、2016年ノーベル生理学・医学賞の受賞理由となった「オートファジー(細胞の自食作用)」について講演されました。また、生きている酵母のスクリーン投影を使って、オートファジックボディのライブ解説もしてくださいました。
子どもさんたちからの質問コーナーでは、「プランクトンみたいな小さな生物にもオートファジーはありますか?」「AIが活躍する未来を、先生は楽しいと思いますか?」などの質問に、1人ひとり、真摯に向き合って答えてくださいました。
子どもさんたちからの質問コーナーでは、「プランクトンみたいな小さな生物にもオートファジーはありますか?」「AIが活躍する未来を、先生は楽しいと思いますか?」などの質問に、1人ひとり、真摯に向き合って答えてくださいました。
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オートファジーについて、大隅先生ご自身が解説。タンパク質のリサイクルの意義などを、丁寧に解説されました。
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子どもさんたちの鋭い質問、ユニークな質問に、時に答えに詰まりながらも、真摯に答えてくださいました。
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ご講演や質問コーナー以外の時間に、大隅基礎科学創成財団による観察会や、協賛団体による科学体験ブースが開かれました。
観察会では、三浦先生が研究で使われているショウジョウバエや、大隅先生がオートファジー研究で使われている酵母を顕微鏡で実際に観察でき、三浦先生や大隅先生が、参加者の質問に答えてくださいました。
科学体験ブースでは、理科教材の会社や科学ボランティアの団体が様々な体験を提供して、多くの方に楽しんでいただきました。
観察会では、三浦先生が研究で使われているショウジョウバエや、大隅先生がオートファジー研究で使われている酵母を顕微鏡で実際に観察でき、三浦先生や大隅先生が、参加者の質問に答えてくださいました。
科学体験ブースでは、理科教材の会社や科学ボランティアの団体が様々な体験を提供して、多くの方に楽しんでいただきました。
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小さな子どもさんや保護者の方も多く来場され、一緒に体験を楽しまれました。
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終了後のアンケートでは、多くの方からご感想をいただきました。ここに一部をご紹介します。
当日は、お忙しい中、多くの方にご来場いただき、あらためてお礼申し上げます。当社では、これからも、さまざまなフォーラムを企画して、教育に貢献したいと考えています。
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体から細胞が失われることが大事なんて、思いもしなかった。(小学生)
研究を間近に見ることはとても有意義でした。(保護者)