4.もし、、、この問題嫌だ!参考書やりたくない!と言われたら… 親ができる3つのサポート方法

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2023.04.28

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前回は、極力保護者が手を出さずに子ども1人で参考書を進められるようになる
魔法の仕掛けについてお話させていただきました。
とは言え、どんな子であっても
・やりたくないなぁ
・難しいからやめたい
そんな風に思うタイミングは来るものです。今回は、そんなときに保護者がサポートできる3つのコツを紹介します。

①気持ちを認める重要性

私達親でも、今日は
・家事をしたくないなぁ
・仕事をしたくないなぁ
などと、なかなかモチベーションがあがらない、そんな日があるかと思います。
その時に「毎日やるのが当たり前だから、やりなさい!」そんな風に家族に言われたらやりたくなくなってしまうもの。そんなときに自分だったらどう声掛けしてほしいかというと
「そんな日もあるよね」
「私もやりたくないっていう日があるな」
と認めてもらえると、心がほっとして「さーやりますか!」と切り替えられるキッカケとなるかもしれません。
基本的に「やりたくない」を他人の一言で「やりたい」に変えることは難しい。『感情はコントロールできない』という原理原則を忘れないで、サポートしてください。

②やりたくない理由を取り除く

①の「感情はコントロールできない」という原理原則を念頭においた状態で、そんな中でもできるサポートは何?という部分に着目していきましょう。
もし、ご自身のお子さんが「参考書=全てイヤ!」という感情になっていたとするならば
それは、もしかすると正しい捉え方では無いかもしれません。

その中のどの部分が
・イヤだと捉えているのか?
・難しいと捉えているのか?
明確にするサポートをしてみましょう。

その時のポイントは
子どもが「ココが難しい!」と言語化ができたら、その部分の内容を少しだけ減らす。
もしくは難易度を下げるというサポートをすることです。
自分自身ココが苦手だと言えたら少し量を減らしてくれると思えたら、子どもも必死になって苦手な理由を言おうとするのです。そして、減らしてもらえたことで、続きをやってもいいかな?と、気持ちを切り替えられるキッカケになったりします。今までは「やらない/できるはずがない」と思っていたものを、主体的にやろうと思えるスイッチが押せただけでも素晴らしい変化です。

そして、更に大きな効果は難しいな!と感じたときに自分自身がどこで躓いているのか?を見抜ける目を養うことができる点です。
この思考が抜け落ちた状態で中学生、高校生に進学し、なんとなく「難しい=僕/私にはできない。」と決め込んでいる子どもたちがたくさんいます。その状態では、次にどんな勉強をすればいいのかという見立てが立てられないので、「あきらめる」という選択をするしかない。そんな状態に陥っていることが多いのです。それでは、モッタイナイですね。
今、子どもが保護者の近くで勉強をしてくれているこの時期に、「自分の苦手/イヤを細分化して見つける癖」を親子で培っていけたとするならばラッキーだと言う気持ちで、サポートしてみてください。子どもが「この問題いやー!」とダダをこねたときがチャンス!!
と感じて子どもを見守ることができるようになれるかもしれません。

③休憩/リフレッシュを用意する

最後に…大人がよく使う作戦をご紹介します。
今日は
・頑張ったからケーキを食べよう
・疲れているからお昼寝しよう
大人は自分で自分の行動を決めているので、自分が立てた計画やToDoを気軽に変えているにも関わらず、なぜか子どもには計画通りに行動することを強いる。そんなことありませんか?そう感じた方がおられましたら、子どもも大人と同じ。

休養もご褒美もたまにはいいよね!
のゆるさを大切にしましょう!

うちの子、
勉強を継続することが苦手で…
参考書なんて見向きもしません…
そんな風にご相談を頂くお保護者の方の多くが
「苦しい継続=美」という感情を持っている傾向にあります。そんな保護者の方に「楽しい継続」を子どもと一緒に考えてみるという視点をアドバイスした途端、子どもの態度がコロっと変わったというケースがよくありました。

例えば
・サイコロを用意して、でた目のページを解いてみるようにした
・気分の上がる好きなキャラクターの文具を揃えてみた
・参考書を解く間はお菓子食べてもOKとしてみた

という風に、子どもの心がちょっとだけ上向きになるような案を出してみて「やってみてもいいかな?」と思えるようにサポートしてみる。

子どもの今まさに持っている感情を言葉で無理やり変えようとするのではなく、ワクワクの仕掛けでもって心を上向きにさせる。

そんなチャレンジをしてみてください!
いかがでしたでしょうか?この問題嫌だ!参考書やりたくない!と言われたら…

基本的には、まず子どもの心を「そういう日もあるよね」と認め、やらなくてもいいんじゃない?という視点も持ちつつも、ダメ元で心を上げるために私にできることは?を考える
このくらいのゆるいイメージで子どもと関わることが、子どもの自立を促す一歩となり得るのではないでしょうか。

次回は「参考書は問題を解くだけではない!価値を最大化させるお得な活用方法」
というテーマで、1冊の参考書を何倍もの価値にする取り組みについてお伝えさせていただきます。

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