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ほとんどの中学生がそのまま高校生になるような時代になり、忘れがちになりますが、高校は義務教育ではありません。高校はつまり高等教育を学ぶ学校です。
高校の第一の目的は学ぶことですから、授業で教えられることは全て吸収する気持ちで取り組みたいです。
1-1.高校生に予習が必要な理由
授業の内容を先取りしてしまうと余計につまらなくなると考える高校生もいるかもしれませんが、高校生に予習は必須です。その理由を考えてみましょう。
中学校とは違って高校は自分の学力などに合わせて受験して入学する学校のため、各高校で授業の範囲や難易度が異なります。
中学生の時はあまり授業に集中していなくてもテストで点が取れたという場合でも、高校になると同じような学力の高校生に合わせた授業が行われるため難しく感じる人が多くなるでしょう。
高校は1コマの限られた授業時間で学ぶ範囲も中学生より広くなるため、進む速度も速くなります。
予習をすることで初めてこのギャップを埋めることができるのです。
1-2.高校生に復習が必要な理由
一方復習は、中学生の時にもやっていたという高校生が多いかもしれません。
授業でわからないところはもちろんのこと、理解できた場合でも確認作業をすることで学んだことがより一層頭に残るようになります。
高校生の予習は基本的には全教科ざっと行う方が良いですが、英・国・数の3教科は必ず予習しておきたい教科です。
そこで、この高校主要3教科の効率的な予習方法についてご紹介します。
2-1.高校生の英語予習方法
英語の予習ではまず、わからない単語を調べます。できれば自分の単語ノートや単語帳などを作って書き込みます。
次に英文を音読してみます。その際、発音がわからない単語は教科書のQRコードやネットで実際の発音を聞いて頭に入れます。
もちろんこの後英文の意味を理解するまで読み込んだ方が良いですが、予習では単語の意味と発音調べまでできれば十分です(発音記号まで覚える必要はありません)。
2-2.高校生の国語予習方法
国語の予習も英語と同様に文章の中に意味の分からない言葉があれば調べます。古文の単語、漢文の構文も調べてノートに書きます。
次に音読です。特に漢文では意味が分かっても読めないということもあるため、読み方がわからない構文や漢字を確認しましょう。
2-3.高校生の数学予習方法
予習範囲に公式などがあればピックアップしてノートに書き写します。
一通り教科書を読み、授業でどのような学習をするのか大まかに理解します。例題や練習問題をやってみてもよいでしょう。
数学が苦手だという高校生は特に、練習問題をいくつかやってみてわからないところを翌日の授業で解決するようなイメージでやるのがおすすめです。
※「教科書ガイド」は教科書の内容から重要なポイントが抽出されているため、教科書が手元に無くても予習が可能です。それらをしっかり理解することで効率的な予習が可能です。
予習をしてあれば高校の授業でも比較的すんなりとついていけるはずです。
効果的な授業の受け方は、「ノートをとることに集中し過ぎない」ということです。
先生によっては授業中のノートのとり方ルールを決めていたり、ノートチェックを行ったりすることがあるかもしれないので、あくまで先生の指示に従うのが最優先です。
ただし、ノートのとり方などに特別なルールがない場合には、「先生の話を聞くことに集中」しましょう。
予習ノートがあれば、そちらに不足している内容をつけ足すようにメモして完成させるのがベストです。
高校生の復習には大きくわけて2種類あります。日々の授業の復習とテスト対策の復習です。
4-1.日々の効果的な復習
高校生の日々の復習は、学校から帰ったその日に行うのがベストです。時間が経つと忘れてしまうからです。
予習でわからなかったことが解決していれば、その確認を行い、もし授業でも解決しなければ、教科書や参考書で学習し、それでもわからなければ先生に聞きましょう。
4-2.テスト対策の効果的な復習
高校生は定期テストに限らずあらゆるテスト前に復習が必須です。
まず効果的な復習のためには出題範囲とされている部分を洗い出します。出題されない部分は後回しです。
出題範囲の中で苦手なところから復習していきますが、あまりそこに注力すると時間が足りなくなってしまう可能性もあるため、ある程度やってみてどうしてもわからなければ他のところを先に進めましょう。
どうしてもわからなかったところは、学校で先生に質問するなどして解決しましょう。
※「教科書ガイド」は、日々の復習にもテスト対策にも使える万能な参考書です。
4-3.高校生は授業の予習・復習の積み重ねが勝負のカギ!
高校生は3年生になると進学についての悩みが出てくるので、そうなる前にしっかり積み重ねの学習を怠らないことが大切です。
授業についていけない場合はもちろんですが、そうでなくても日々の学習の中で予習・復習を行うことが記憶の定着につながります。
テスト直前に慌てないためにも、ぜひコツコツと積み上げてください。そのことが、おのずと大学受験などで役立ちます。
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