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中学生は部活が忙しく勉強の時間が取れないという声を聞くことは多いですが、果たして本当でしょうか?
実際に中学生の部活の時間がどれくらいで、帰宅できるのは何時なのかというところまで確認した上で判断したいところです。
まずは、なぜ部活と勉強の両立が難しいのか、その理由をはっきりさせましょう。
1-1.実際に勉強時間が足りない
2017年にスポーツ庁が行った「運動部活動等に関する実態調査」によると、公立中学生の5割弱が部活に費やす時間は平日で2〜3時間程度と答えています。
中学生の授業が15時から16時に終わることを考えると、放課後に2〜3時間の部活を行えば下校は早くて17時、遅くて19時ということになるでしょう。
調査の行われた2017年当時と比較すると、近年は部活の時間を減らすなどの取り組みを行う中学校が増えてきている印象ですが、それでもまだ中学生が限られた1日の時間の中で勉強と両立させるのは難しいのが現状です。
1-2.疲れてやる気が出ない
このような時間がない中でもしっかり部活と勉強を両立させている中学生がいることは確かなので、両立できない中学生には他に何か原因があるはずです。
中学生が部活と勉強を両立できない原因として最も考えられるのは、「部活が忙しいから」や「疲れているから」という気持ちの問題です。
せっかく時間があっても勉強しなければ両立はできません。
中学生が部活と勉強を両立させるには、学校と家庭の両方で「時間を作る方法」を取り入れていくことが一番です。
2-1.学校でできること
限られた時間を有効活用するのに最も効果的なのが、学校の授業をしっかり聞いて定期テストなどにむけて取り組むということです。
勉強にかける時間は長い方が良いですが、学校の授業をおろそかにして遅れてしまえば、もともと無い時間がますますなくなります。
その日の内容はその日のうちに頭に入れる覚悟で授業に臨みましょう。
また、これは中学3年生の受験期や定期テストの前でないとなかなか取り組みにくいことなのですが、休み時間の活用も効果的です。
短い休み時間でも積み重なれば結果として勉強時間が長くなり、集中力をつける練習にもなるでしょう。
2-2.家庭でできること
家庭ではまず生活のリズムをしっかり整えることが第一です。
その上で、部活を終えた後の家庭での時間についてスケジュールを決めてしまいましょう。
できれば保護者にも協力してもらい、夕飯やお風呂の時間を毎日同じくらいの時間に決めてもらい、合間に勉強を入れていくという形がやりやすいです。
ここで気を付けたいのは、できるだけ帰ってすぐ勉強をするということです。
ご飯を食べてお風呂に入ってから勉強しようと思っても、眠くなってしまう可能性が高くなります。
逆にお腹がペコペコなのに何も食べずに勉強しても頭が働かないため、夕飯まで時間があいてしまう場合には勉強前にちょっとした間食を取り入れるのも効果的です。
それでは具体的にどのような勉強の進め方をすればさらに時間を有効活用できるのか、主に2種類の進め方を紹介します。
3-1.曜日ごとに集中して勉強する教科を決める
平日はちょうど5日間あるので、月曜日は社会、火曜日は理科というように決めてしまうとやりやすいです。
ただ、数学や英語といった積み重ね型の教科は少しずつでも毎日するほうが効果的です。
部活が早く終わる曜日があれば、苦手科目をその曜日にすれば勉強時間も長めになります。
3-2.毎日全教科を少しずつ勉強する
曜日で教科を分ける進め方に対し、毎日全教科を少しずつやる方法もあります。
例えば大体1教科15分くらいなら5教科合計して75分です。
勉強できる時間に合わせてこの15分というのを長くしたり短くしたりして調整しましょう。
部活と勉強の両立が難しいと考えている中学生は、塾などに通って強制的に学習時間を設けてしまうことも一つの方法ですが、
塾へ通う時間などを考えるとさらに勉強に使える時間が少なくなってしまうことが考えられます。
そこでおすすめしたいのは、各種参考書やドリルの活用です。
自分のスケジュールに合わせて進めることができるため、時間の無い中学生にぴったりです。
4-1.効率よく勉強するには「教科書ぴったりトレーニング」がおすすめ
教科書ぴったりトレーニングは1教科につき1冊、3つのステップで授業の予習・復習、さらにはテスト対策が可能です。
また、無料で動画授業を視聴することができるため(一部教材を除く)、自分では理解しにくい部分も強化することができます。
部活と勉強の両立が難しいという中学生でも、効率よく自主学習を進められるような工夫が満載です。
4-2.中学生は部活と勉強を両立させることができる!
実際にこれまで多くの中学生が部活と勉強を両立させてきたので、できないということはありません。
今自分に大事なことは何かということをしっかり考えて時間を作る意識が重要です。
3年間はあっという間ですから、早い段階で勉強習慣を身につけたいですね。
参考記事:中学生が部活動と勉強を両立させるポイント
参考記事:部活動で先輩・後輩のコミュニケーションをスムーズにする方法
参考記事:【中学生】新1年生・新2年生・新3年生が4月にしておきたい勉強
参考記事:【中学生】春休みにやっておくべき勉強とは?
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