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新学期を迎えるにあたって学校に行きたくないという小学生は多いですが、不安な気持ちを持っている子供を見る保護者も心配です。
大人でも連休明けなどに仕事へ行くのはイヤだと思う人が多いのと同じように、小学生も不安な気持ちを持って当然です。
1-1.新学期が不安な小学生は自分だけではない
新学期、特に学年が変わる時は誰でも不安です。
みんな楽しそうで不安を感じているように見えないかもしれませんが、不安を隠している小学生もたくさんいますし、小学校の先生も新学期は緊張しています。
不安な時ほど悪い方に考えてしまいがちですが、自分だけではないと思うだけで少し楽になるのではないでしょうか。
1-2.生活リズムの乱れは心の乱れにつながる
長い休みの間、毎日遅くまで起きていて生活リズムが乱れてしまうと、自律神経のバランスも崩れます。
自律神経のバランスが崩れると体調が悪くなることに加え、日頃考えもしなかった不安や心配事が大きく感じられることがあります。
このように小学生が新学期に不安を感じるのは当たり前ですが、不安の理由をしっかり把握しておくことは大切です。場合によっては学校の協力が必要になるケースもあるからです。
2-1.人間関係
同じクラスでも全員が気の合う人というわけではありません。また、新学期と言ってもクラス替えがある場合にはなおさら不安でしょう。
仲の良い友達と同じクラスになれるのか心配だったり、離れてしまってなじめそうにないと考えたりするかもしれません。
ただ単に気の合う人がいないという心細さだけならまだ良いのですが、大きな不安材料がある場合にはなおさら学校に行きたくないと思うでしょう。
同じ人間関係の悩みでも、相手が担任の先生という場合もあります。この場合はなかなか学校に相談することができずに不安が大きくなることが考えられます。
2-2.学習面
前学期末に渡された通知表の成績が思いのほか悪かったなど、新学期以降、学習についていけるのか不安だという小学生もいます。
不安の理由として対処しやすいのはこちらです。小学生本人や家庭の力で学習面の不安をなくすことが可能であるためです。
もし早い段階で新学期の不安を察知することができたら、以下の方法で対処して不安を無くしてあげましょう。
3-1.生活のリズムを整える
学校の登校時間に合わせた早寝早起きはもちろん大切ですが、自律神経を整えるためには早起きして日光に当たることが重要だと言われています。
まずは日光にあたり、朝ご飯をしっかり食べることで身体が自然とリズムを取り戻していきます。
また、身体が疲れていないと眠くならないのは当然です。できるだけ身体を動かすようにしましょう。
小学生は登校時に歩くことや教室間の移動、体育や休み時間で自分が思うよりも動いています。
休みの日に動かずにいれば、夜も眠くならずに遅くまで起きているという悪循環につながります。
3-2.家庭での安心感
小学生が新学期に感じる不安な気持ちは学校が原因だと決めつけてしまうことが多いですが、実は家庭が不安定だと学校に不安を感じるということもあります。
家庭で安心感を持つことができていれば、それが自信につながるからです。
小学生に限らず安心できる家庭があるというのは心にも安定をもたらします。
3-3.学習の習慣化
学習面に不安を抱える小学生なら、間違いなくこの方法がベストです。
勉強が嫌い→やりたくない→できないから不安という流れになってしまっているため、少しでも習慣化することで不安の連鎖を断ち切ることができます。
宿題が出ている場合には一気にまとめてやるのではなく、1日何ページといった形で毎日続けることに重点を置くようにしましょう。
最初はあんなにたくさんあると思っていた宿題も、毎日コツコツこなせばそれほど負担にはならないはずです。
できれば宿題だけでなく、自主学習として参考書や問題集をこなしていきましょう。
小学生の自主学習には「全科ドリルの王様」をおすすめします。その理由は以下の2点です。
● 学年ごとに全教科の内容が含まれている
● 1ページ学習するのにかかる時間が15分~20分
教科ごとに分かれているドリルの場合、教科が増えることでやらなくてはならない冊数も増えていきます。
ただでさえ「勉強したくない」と思っている小学生にとっては、1冊やればよいというのは荷が軽くなるのではないでしょうか。
また、1ページの内容に1時間かかるといったものだと、進めるのが嫌になってしまいます。
1日1ページでも良いので、しっかりと内容を頭に入れることを優先させましょう。
小学生が新学期に感じる不安は家庭でのフォローが大切
小学生が新学期前に不安を口にしている場合には、話を聞くチャンスです。逆に何も話さずに心の中にとどめてしまう方が深刻です。
小学生が新学期に感じる不安は、学校の問題であるため家庭では何もできないと思う保護者も多いですが、むしろ家庭で安心して過ごせるようフォローすることで解決に至ることもあります。
ぜひご家庭で安心した環境を整えてあげてください。
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