【高校生】進路はどうやって決める?正しい進路の決め方とは

シェアする

目次

2023.02.08

  • シェアする

1.高校生の進路の決め方

高校生は将来の自分の姿について少しずつ明確なイメージを持ちはじめていると思いますが、それでも「こうなりたい」というようなはっきりとした進路を決めているケースは少ないようです。
自分の意志が固まっていないのに進路を決めざるを得ない高校生も多いです。
ギリギリになってから間に合わないという事が無いよう、高校生が進路を決めるために今できることを考えてみましょう。

1-1.自己分析

小さいころから「夢」と聞かれると職業を答えることが多いですが、実際の人生は職業がゴールではありません。
自分ならどのような分野やどのようなことで周りの人や社会に役立つことができるのかを考えてみましょう。
好きなことと得意なことが重なっている高校生はよいのですが、社会の役に立つという視点から見ると、好きなことよりも得意なことを選ぶ方がよいという場合もあります。
まずは、自分は何が好きで何が得意なのかということを突き詰めてみましょう。

1-2.どこで学ぶか

「学ぶ」というと学校を考えるかもしれませんが、就職をした場合も日々学ぶことばかりです。
高校生の進路は、すぐに社会に出て現場の仕事を学びたいのか、大学、短大、専門学校などで学びたいのかというところで大きく選択肢が分かれます。
学校で学びたい場合は、手に職をつけるためには専門学校に、学問的な知識を増やしたいなら大学になるでしょう。
大学進学を目標としている高校生なら、高2くらいから理系や文系に分かれて学習することもあるため、理系か文系かというところまでは早めに決めておきたいです。

2.高校生の進路の決め方の注意点

高校生の進路の決め方としては「これが正しい」というものはありませんが、進路決定でできるだけ後悔しないためには、注意点に気を付けて決めるという方が確実かもしれません。

2-1.就職か進学か

自分はどの教科も大嫌いだから一刻も早く勉強しなくていい生活がしたい、という高校生が安易に就職を選ぶのはおすすめできません。
就職すると高校生のように数学や英語といった教科での勉強はありませんが、仕事をするためには知識が必要ですし、研修などもあります。
就職した後の方が学校の勉強よりよっぽど大変ということも少なくありません。

2-2.学力面

進学したいと思っても志望校はレベルが高すぎて学力が届かない場合や、すでに十分達していてそれほど勉強しなくても良い場合と、様々なケースがあります。
もちろん早い段階で目標を見つけ、それに向かって勉強することで思いがけない学力向上が見込まれる高校生もいるでしょう。
しかし、現実的に考えた場合、今の学力と照らし合わせて頑張れば行けるようなレベルの学校だけでなく、いくつか選択肢を広げておく必要があるでしょう。
また、同じような分野の学問を掲げる学科でも、大学によって入試に必要な教科が異なるため、早い段階で調べておくと必要教科に集中して勉強できます。
入試に必要な教科は、教科書ガイドでしっかり基礎を固めることで十分な対策ができます。

2-3.経済面

保護者は子どもが進みたい道が決まったら応援したいのは当たり前ですが、学費などを出せる範囲が各家庭で異なります。
学費は出せる範囲なのか、一人暮らしはできるのかなど保護者に経済的な相談もしておきましょう。
場合によっては、奨学金の手配も並行して進路を決める必要があるかもしれません。

3.高校生の進路別特徴とメリット・デメリット

就職か進学か、また進学でもどの学校にするかという部分で悩んでいる高校生向けに、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

3-1.高校生が大学進学するメリット・デメリット

大学は学問的な知識を得られるのが最大のメリットですが、やはり就職の際に高校卒業者と比較して給与が高いということがあります。
もちろん4年間高い学費を払っている分を考えれば当然と言える結果ですが、社会でも学歴が重んじられる現実はあります。

3-2.高校生が短大進学するメリット・デメリット

短大は2年で終わるため、学問と同時に職業を意識した勉強が多いです。資格取得も並行して行うことができるのがメリットです。
研究職には不向きという点と大卒者よりも若干初任給が低い点がデメリットと言えるでしょう。

3-3.高校生が専門学校などに進学するメリット・デメリット

理容・美容や医療系など即戦力として必要な技術を磨くことができるのが専門学校のメリットです。
民間の学校が多いこともあり、学費もそれなりに高額となるのがデメリットです。

3-4.高校生が就職するメリット・デメリット

職人などの早いうちに就きたい職業に就けるというのはメリットと言えますが、初任給が低く、企業であれば長く働いても重要な役職を任されにくいというデメリットがあります。

 

参考記事:【高校生】進路選択にも役立つ?!自分の特性を活かしたバイト選びとは
参考記事:部活にバイトに遊び!忙しい高校生が1年の総まとめをするコツは?
参考記事:【高校生】進級後に身に付けたい!効率の良い予習方法
参考記事:【高校生】成績が上がる予習・復習の上手なやり方を紹介!

4.高校生の進路の決め方は意識するかしないかが大切

高校生の進路の決め方に正しいか間違っているかということはありませんが、何も考えずに流れに乗って決めてしまったということでは自分の人生を歩んでいないことになります。
まだ限りなく成人に近い子どもという微妙な立場ですが、よく保護者と相談してより良い進路を決めていくようにしたいです。
どんな進路の決め方をするにせよ、高校生が今するべきことは勉強だということを忘れないようにしましょう。

その他おすすめコンテンツ

コンテンツカテゴリ